欧州世界遺産の旅の記事を8年もさぼっている中、旅の途中で訪れたパリのノートルダム大聖堂火災のニュースを知りました。大変残念で、悲しい気持ちです。画像は2011年1月21日夕方に撮影したもので、世界史の授業で、ゴシック建築の代表例のひとつとして生徒たちに見せています。今にして思えば、もっと沢山撮っておけばよかった。お見舞いを申し上げるとともに、再建をお祈りいたします。
4月最後の日。教員生活ちょうど1か月です。さすがに少々疲れが溜まっていたのか、昨日は休息中心の一日でした。今日はようやく気力が戻ってきて、日中は生産的な活動ができました。そして此処では、延び延びになっていた「欧州世界遺産の旅」を書き始めようと思います。・・・・といっても、もう三か月以上経過しているので、駆け足モードになりますが。
出発したのは1月17日月曜日の夜。海外旅行オフシーズンである1月中旬の平日、それも月曜日に出発というのは、まさに「サラリーマンの夢」。ついに実現です。到着した成田空港は、これまで見たこともない「閑散!」「ガラガラ!」な世界で、大感動。チェックインも出国審査も待ち時間なしだったので、搭乗手続き開始まで、の~んびり過ごすことができました。
最初の目的地はベルリンですが、直行便ではなく、パリ経由。成田~パリ、パリ~ベルリン、どちらもエールフランス便です。エールフランスと言えば「パネルクイズアタック25」を連想してしまうワタシ(児玉清さんは体調を崩されているそうで、お早いご復帰を祈念しています)。
パリに到着してすぐに世界対応ケータイの設定にチャレンジ。問題なく繋がり、ツィート開始。おフランスと言えばイヤミ、という世代なので、「~ざんす」口調での舞い上がった内容で始まったのは、フォロワーの皆さんはご存知の通り。
乗り継いだ便がベルリンに近づき、高度を下げると、パリ近郊の「柔らかく、いい意味で不規則な街並み」ではなく、「角々しい、定規で描いたような幾何学的な街並み」が見えてきました。そして実際に歩いてみたベルリンの街のほとんどは、「石!」「角!」「冷え冷え!」「実用的!」「灰色!」という感じでした。
ベルリンでの移動は、バスと鉄道(地下鉄&地上電車)が便利。お得な1日乗車券を買えば、いちいち切符を買う必要はありません。空港からバスで市内中心部に行き、まず目指したのは定番のブランデンブルグ門。むろん、石、角、冷え冷え、灰色です。そのあと、日本人ビジネスマンとして見ておきたかったソニーセンターへ行ってみると、ソニーのショールーム、映画館、ショッピングセンターやらが集まっていて、そのあたりだけは「日本とアメリカとドイツの混合シャッフル」になっていました。
そして向かったのは、ベルリン訪問の最大目的である「ベルリンの壁」があったあたり。歩いていくと、「古いけど洒落たデザインの建物」と「古くて安っぽくてボロっちい感じの建物」が道を挟んで並んでいる場所が増えてきます。資料で見ると、やはり旧西ベルリンと旧東ベルリンが「壁」で分断されていたところ。もはや「壁」は観光資源や歴史遺産の保存などの特別な目的のため、ごく一部だけしか残されていないのに、です。写真は、その中でも最も大規模に残された「壁」。そのあとで見学した「壁博物館」には、この「壁」を突破して自由を得るために命を懸けた(散らした)人々の、膨大な記録が残されていました。知識や映像としては知っていた「ベルリンの壁」、でも、やはりその場所に来て本物に触れた実感、迫力は想像以上。「来てよかった」、そう思うと、ツィートのテンションがウナギのぼりに。
はっと気が付くと、さっき朝だったのに、もう午後遅い時間になっていました。博物館を出たところに、美味そうなソーセージスタンドがあったので、さっそく注文。でっかいソーセージをパンにはさみ、たっぷりのケチャップとマスタードソースをかけてくれて、2ユーロ弱。この時の交換レート(現金)は「1ユーロ=112円(今は128円!)」だったので、だいたい220円。さらに、大きめのカップに入ったホットコーヒーを頼んで1.5ユーロ(約170円)。合わせて400円かからない昼食を、ベルリンの街中の立食スタンドでパクついていると、今朝着いたばかりとはいえ、なにか「地元民」のような気持ちになってきます。
腹が満ちたところで、地下鉄に乗って今日の宿に向かうことにしました。というところで、次回に続きます。
出発したのは1月17日月曜日の夜。海外旅行オフシーズンである1月中旬の平日、それも月曜日に出発というのは、まさに「サラリーマンの夢」。ついに実現です。到着した成田空港は、これまで見たこともない「閑散!」「ガラガラ!」な世界で、大感動。チェックインも出国審査も待ち時間なしだったので、搭乗手続き開始まで、の~んびり過ごすことができました。
最初の目的地はベルリンですが、直行便ではなく、パリ経由。成田~パリ、パリ~ベルリン、どちらもエールフランス便です。エールフランスと言えば「パネルクイズアタック25」を連想してしまうワタシ(児玉清さんは体調を崩されているそうで、お早いご復帰を祈念しています)。
パリに到着してすぐに世界対応ケータイの設定にチャレンジ。問題なく繋がり、ツィート開始。おフランスと言えばイヤミ、という世代なので、「~ざんす」口調での舞い上がった内容で始まったのは、フォロワーの皆さんはご存知の通り。
乗り継いだ便がベルリンに近づき、高度を下げると、パリ近郊の「柔らかく、いい意味で不規則な街並み」ではなく、「角々しい、定規で描いたような幾何学的な街並み」が見えてきました。そして実際に歩いてみたベルリンの街のほとんどは、「石!」「角!」「冷え冷え!」「実用的!」「灰色!」という感じでした。
ベルリンでの移動は、バスと鉄道(地下鉄&地上電車)が便利。お得な1日乗車券を買えば、いちいち切符を買う必要はありません。空港からバスで市内中心部に行き、まず目指したのは定番のブランデンブルグ門。むろん、石、角、冷え冷え、灰色です。そのあと、日本人ビジネスマンとして見ておきたかったソニーセンターへ行ってみると、ソニーのショールーム、映画館、ショッピングセンターやらが集まっていて、そのあたりだけは「日本とアメリカとドイツの混合シャッフル」になっていました。
そして向かったのは、ベルリン訪問の最大目的である「ベルリンの壁」があったあたり。歩いていくと、「古いけど洒落たデザインの建物」と「古くて安っぽくてボロっちい感じの建物」が道を挟んで並んでいる場所が増えてきます。資料で見ると、やはり旧西ベルリンと旧東ベルリンが「壁」で分断されていたところ。もはや「壁」は観光資源や歴史遺産の保存などの特別な目的のため、ごく一部だけしか残されていないのに、です。写真は、その中でも最も大規模に残された「壁」。そのあとで見学した「壁博物館」には、この「壁」を突破して自由を得るために命を懸けた(散らした)人々の、膨大な記録が残されていました。知識や映像としては知っていた「ベルリンの壁」、でも、やはりその場所に来て本物に触れた実感、迫力は想像以上。「来てよかった」、そう思うと、ツィートのテンションがウナギのぼりに。
はっと気が付くと、さっき朝だったのに、もう午後遅い時間になっていました。博物館を出たところに、美味そうなソーセージスタンドがあったので、さっそく注文。でっかいソーセージをパンにはさみ、たっぷりのケチャップとマスタードソースをかけてくれて、2ユーロ弱。この時の交換レート(現金)は「1ユーロ=112円(今は128円!)」だったので、だいたい220円。さらに、大きめのカップに入ったホットコーヒーを頼んで1.5ユーロ(約170円)。合わせて400円かからない昼食を、ベルリンの街中の立食スタンドでパクついていると、今朝着いたばかりとはいえ、なにか「地元民」のような気持ちになってきます。
腹が満ちたところで、地下鉄に乗って今日の宿に向かうことにしました。というところで、次回に続きます。
前回から少し間があいてしまいました。実は1月17日から26日まで、欧州世界遺産の旅をしてきたからです(正確には「世界遺産等」ですが)。
行程は、ドイツ:ベルリン、ケルン~ベルギー:ブリュッセル~フランス:パリ、ベルサイユ~イタリア:ローマ、ナポリ、ポンペイ。4月からの社会科教員生活に備え、これまで行ったことがなかった欧州大陸の主要都市と世界遺産を直接この目で見て体験するとともに、教材用画像を撮影するのが目的です。加えて言いますと、行きと帰りのエア以外の移動手段は鉄道で、ドイツ特急ICE、フランス特急TGV、パリ~ローマ間の寝台列車アルテシアナイトの個室、各都市の地下鉄等を体験するのも目的でした。(なお、英国は2回行って主要都市や遺跡を体験済みです)
今回見た主なものは、ベルリンの壁、ペルガモン博物館、ケルン大聖堂、EU本部、パリの主要美術館&寺院&建造物、ベルサイユ宮殿、ローマ市内の遺跡群、ポンペイ遺跡、ヴァチカン等。今後は時々、この欧州旅行記も書いていこうと思っています。
教員採用ジャンル記事の次回は、二次試験が終わって合格発表を待つ頃のお話になる予定。恐れ入りますが、もう少々お待ちください。
行程は、ドイツ:ベルリン、ケルン~ベルギー:ブリュッセル~フランス:パリ、ベルサイユ~イタリア:ローマ、ナポリ、ポンペイ。4月からの社会科教員生活に備え、これまで行ったことがなかった欧州大陸の主要都市と世界遺産を直接この目で見て体験するとともに、教材用画像を撮影するのが目的です。加えて言いますと、行きと帰りのエア以外の移動手段は鉄道で、ドイツ特急ICE、フランス特急TGV、パリ~ローマ間の寝台列車アルテシアナイトの個室、各都市の地下鉄等を体験するのも目的でした。(なお、英国は2回行って主要都市や遺跡を体験済みです)
今回見た主なものは、ベルリンの壁、ペルガモン博物館、ケルン大聖堂、EU本部、パリの主要美術館&寺院&建造物、ベルサイユ宮殿、ローマ市内の遺跡群、ポンペイ遺跡、ヴァチカン等。今後は時々、この欧州旅行記も書いていこうと思っています。
教員採用ジャンル記事の次回は、二次試験が終わって合格発表を待つ頃のお話になる予定。恐れ入りますが、もう少々お待ちください。