社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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4月終了&「宇宙よりも遠い場所」の学校現場的考察4

2018-04-30 02:20:00 | アニメ好き教師
4月30日は振替休日のため、勤務校の4月の登校日は27日の金曜日で終わりました。公私ともに激動の4月でとても疲れましたが、新1年次の生徒たちはほぼ順調に、素晴らしい先生方揃いの新1年次担任団はものすごく順調に船出し、長男は大学院、次男は大学という新たなステージで活躍を始めました。共働きの妻は異動がなかったので問題なく、私はこれまで避けていたツイッターを「宇宙よりも遠い場所」のファンのオフ会参加申し込みのために渋々始めたところ、その魅力にとりつかれ、超忙しい中、仕事や家事の合間を見つけて利用しています(勤務時間中は休憩時間以外はやっていませんのでご安心ください)。そのオフ会が行われた群馬県館林では多くの魅力的な方々と楽しく作品の魅力について語り合い、とても光栄な依頼を受け、その翌週は妻とライブ鑑賞、「宇宙よりも遠い場所」作品関連イベントと別のオフ会(若いファン中心)に参加、平日はみっちり仕事という、非常に充実した期間でした。

さて、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」のコーナーです。第4回は、4話で生徒2人から南極行きのための休学申請が出された多々良西高の対応について。

多々良西高校は架空の高校ですが、エンディングの協力テロップや校門・校舎の画像から考え、桐生市立商業高等学校(略称:桐商)がモデルであることは間違いないでしょう。
http://www.kirisyo.jp/

私は東京都の高校の休学規定については知識がありますが、東京都と群馬県の地域差があるといけませんので、桐商の規定を調べることにしました。検索サイトで「桐生商業高校 休学」と入力すると、すぐに「桐生市立商業高等学校管理に関する規則」を見ることができ、そこには休学や単位認定に関する細かな記載がありました。
http://www2.city.kiryu.lg.jp/reiki/act/frame/frame110000307.htm

休学については以下の通り。
第40条 校長は、生徒が病気その他やむを得ない理由のため3月以上引き続き出席することができない場合は、休学願を提出させなければならない。
2 校長は、前項の休学願を適当と認めるときは、休学を許可するものとする。
3 休学の期間は3月以上1年以内とする。ただし、校長が必要と認めるときは、1年を限り、その期間を延長することができる。

単位認定については以下の通り。
第16条 校長は、生徒が学校の定める教育計画にしたがって教科及び科目を履修し、その成果が教科及び科目の目標からみて満足できると認められるときは、その教科及び科目について所定の単位を修得したことを認定するものとする。
2 校長は、出席授業時数が年間授業時数の3分の2に満たない生徒については、単位修得の認定をすることはできない。
3 校長は、補講その他適切な指導を実施したときは、その時数を前項の出席授業時数に加算することができる。

結論を先に言うと、多々良西高と桐商の規則が同じだと仮定した場合、小淵沢報瀬さんと玉木マリさんの休学申請はほぼ間違いなく認められ、その間授業を休んだ場合の単位も認定される可能性が非常に高いと考えられます。

まず休学についての考察。

休む期間は12~3月までの4か月ですから規則の範囲内。問題は休学理由の「民間の南極観測事業『南極チャレンジ』チームの活動に参加させ(小淵沢報瀬さんの休学申請兼保護者同意書の、画面で確認できた部分に記載)」が「その他やむを得ない理由」と認められるかどうかです。申請書の休学理由の下部は画面上で確認できないため、推測するしかありませんが、最低でも「民間の南極観測事業『南極チャレンジ』チームの活動に参加させるため」とは書かれていたでしょう。もし私が彼女たちの保護者なら「あおぞらテレビの高校生レポーターとして南極を紹介する番組に出演等」という記載も必ずします。配信が始まれば明らかになることなので、あとで学校から「その件は聞いていない」と言われないようにするためです。この件の考察で根拠となるのは、1話Aパート冒頭、学校の正面入口と思われる場所に「生徒たちの活躍」として多数の賞状が展示されていたシーンです。ほんの一瞬のこの場面は、実は「多々良西高の校長先生は生徒の様々な分野での活躍をアピールするのが大好きなタイプで、生徒が高校生として初めて南極観測隊に参加(同行)する、それも2人も、なんてことが起きたら、そりゃ光栄で立派な活躍だ!と判断し、南極からは通学できないんだから『やむを得ない事情』だし、休学承認や単位認定の便宜をはかることなんて当然で、むしろ学校をあげて南極行きを応援し、全校生徒を集めての壮行会もやっちゃいますよ(地元紙や地元テレビ局などが取材している可能性もあり)」ということを4話で視聴者にスムースに納得させるための伏線になっていたのですね。本当に本作スタッフの皆様の伏線の張り方は凄まじいものがあります。というわけで、休学大丈夫です。(追記:少し大げさに書きましたが、実際に高校生が南極に行くことがあったら、ほぼどこの高校でも立派な活躍だと判断され、欠席や単位認定に何らかの便宜をはかってもらえる校外学習として認定されると思います。)

賞状シーンの後には2年3組の書道展示シーンがあり、玉木マリさんの作品「プリンは飲み物 2年3組玉木マリ」によって「玉木マリさんはプリンが大好物で、授業の書道でそれを書き、さらに学年とクラスをアラビア数字で書いてしまうという天真爛漫(天然とも言う)なタイプ」であることを紹介しています。このシーンで私は「多々良西高は『プリンは飲み物』を書道で書くことも展示することもOKな、生徒の個性を大事にする学校」だと示しているのかも?とも思いましたが、さすがにここまでくると深読みし過ぎで、9割方は「生徒が書いたものをそのまま展示していただけ」ということなのでしょう。

考察は少し脱線しますが、2年3組の担任は学年主任の先生で、5話Bパート冒頭で玉木さんのクラス壮行会(たぶんホームルームの時間で)が行われます。ここで玉木さんはクラスメイトから黒板に心のこもった可愛らしいメッセージを書いてもらい、花束をもらい、親友の高橋めぐみさん以外の数人の女子と仲良く会話をします。つまり明るく素直で屈託のない玉木さんはクラスで少なからず愛される存在で、高橋さん以外にもそこそこ親しい友達が何人かいる、それを眺めている高橋さんはそうではない(かも)、という5話ラストシーンへの伏線の一つが張られていたのも見事でした。

なお、東京都の休学についての規則では、さらに「当該休学の理由について客観的に証明し得る書類」の提出も義務付けられています(休学の取扱いについて 四(二))。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/static/reiki_int/reiki_honbun/g1012409001.html

桐商の規則でも東京都ほどはっきり明記されてはいませんが、「休学願を適当と認める」際に同様の書類の提出が求められるでしょう。しかし4話で学年主任の先生はすでに「南極チャレンジ」が作成したと思われる、夏期総合訓練や全体の日程が記載された要項的な資料の提出を受け、二人の前で休学申請兼保護者同意書との日程照合を行っていましたので問題ありません。

続いては単位認定についての考察。桐商のサイトで年間行事計画を確認したところ、年間での授業可能週数は最高でも37週前後(高等学校学習指導要領では授業は年間35週行うことが標準)で、12~3月では10~11週前後。休学期間の授業がすべて欠席扱いだったとしても、他の期間に休まなければギリギリですが出席条件は満たせます。さらに、休学のところで考察した通り、壮行会を開いてくれるほど南極行きを応援してくれる学校および校長先生なのですから、16条2項「補講その他適切な指導を実施したときは、その時数を前項の出席授業時数に加算することができる」を利用し、レポート類の提出やネット環境を利用した課題への取り組み、帰国後の補習やテスト受講等を出席加算する対応をしてくれた可能性が非常に高いと考えられます。最終話のアバン冒頭、昭和基地の自室の暖かな床の上に学校ジャージ姿で寝ていた玉木さんが目覚まし時計を止めた際、右側に付箋のついた教科書(一番上が英語)類が5冊ほど積まれていましたが、おそらくは出席加算のために頑張っていた証しなのでしょう。昭和基地では娯楽は限られていること、16歳で高認一発合格した優秀な三宅日向さんがお友達であること、大人のスタッフの皆さんは研究職の方々を筆頭に相当優秀な方々が揃っているだろうことを考えると、玉木さんや小淵沢さん、さらに白石結月さんの学力が飛躍的に向上している可能性は十分考えられるのです。・・・最後の部分は完全に希望的観測というヤツですが(笑)。

8話のアバンで玉木さんが「学校休んで試験も受けず、受験にだって影響する」と言っていますが、ここまでの考察の通り、玉木さんと小淵沢さんについては多々良西高校での2年生の単位修得や進級の心配はほとんどありません。影響があると考えられるのは「試験も受けず」の部分で、高い評定(5段階評価の5や4)が受けられにくく、内申書の評定平均値が選考に影響する推薦入試やAO入試の際で不利になる可能性がある、ということを意味しているのでしょう。すでに各方面から指摘されている通り、玉木さん、小淵沢さん、三宅さん、白石さんの4人は日本で初めて南極観測隊に参加した高校生および高認資格取得者として、多くの大学の推薦・AO入試に合格できるだろうスペシャルな経験を積んでいると思われます。しかし、ここでの玉木さんの発言は「学校休んで試験も受けないことに対する罪悪感や、日本にいる同級生たちに置いて行かれて受験で不利になるかもしれない感覚」は少しはあるけれど、「一歩踏み出せないままの高校生」「何かをしようとして何もできないままの17歳や16歳」ではなくなったことの方がはるかに重要で嬉しく、「南極に行くことは推薦・AO入試に有利かも」などとは全く考えていない意識の高さが眩しく、素晴らしいものでした。この場面は本作で私が教え子たちに見せたいシーンの一つであり、視聴後に「ぜひみんなも自分なりの一歩を踏み出して欲しいな」と語り掛けたいと思っています。

今回の考察も予定より長くなってしまいました。次回は高校生アイドル・白石結月さんの高校生活や参加の背景等について考察します。


授業開始&「宇宙よりも遠い場所」の学校現場的考察3

2018-04-21 12:34:00 | アニメ好き教師
勤務校では授業が始まりました。1年生は新しく始まった高校生活に慣れるために奮闘中です。今一番多いのは道案内、というか、教室案内です。普段の教室はいいのですが、音楽室とか美術室とか生物室とかパソコン室とか、特別な役割を持つ部屋の位置をまだ覚えていないのですね。もう一つ多いのが、南京錠の破壊です。ロッカーに南京錠のカギを入れたまま施錠したり、ダイヤル番号を忘れたりする新入生が続出。そのたびに依頼を受けてボルトカッターで破壊します。生徒たちは破壊された南京錠を見て、悲しそうな顔や恥ずかしそうな顔をするので、笑いながら「記念品が手に入ったね」と言って手渡すことにしています。

さて、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」のコーナーです。第3回は、玉木マリさんと小淵沢報瀬さんの休学申請について。

多々良西高校に通う玉木さんと小淵沢さんは、第4話で休学申請兼保護者同意書を学年主任の先生に提出します。時期は、玉木さんがまだ夏服ではないので、5月後半頃と推測されます(最近の高校は5月から夏季略装期間ですが)。小淵沢さんはちゃんと保護者のサインと印をもらっているので問題ありません。実はこの書類1枚だけで、「小淵沢さんの保護者は父親ではなく祖母で、名前は小梅さん」「これまで描かれなかった小淵沢さんの父親の不在が確定」「父親はどうしているのか、離婚したのか、死別したのか、そもそも母(小淵沢貴子さん)は父親と入籍したのか」「小梅さんはどのような思いでこのサインと押印をしたのだろう」「娘(小淵沢貴子さん)の命を奪った南極に、16歳の孫娘を送り出す不安や寂しさはいかばかりだろう」などの考察ができてしまうのが本作の凄いところ。

一方、玉木さんはこの時点で保護者から休学の同意を得ていない、どころか、民間南極観測隊に参加し、長期間(12月から3月までの約4か月と推測)にわたって南極に行くことすら相談していません。とんでもないですね(笑)。切羽詰まった玉木さんは、妹の玉木リンさんのサポートを受けながらもようやく母親に話そうとして、あの超笑える、玉木家の幸せな家庭描写が素晴らしい名シーンが展開されます。ここで玉木さんは「自分で書き、勝手に印鑑を押した書類」を母親(偽造書類により名前が曜子さんと判明)に見せて怒られますが、これは、「生徒が保護者に相談しづらい案件」において、実際の学校現場でも時々提出されるものです。玉木さんは何の偽装工作をすることもなく、自分の可愛らしい筆跡のままで母親の名前や休学理由を書いていますので、このまま提出していたらすぐに先生に「これは玉木さんの字ですね」と見抜かれ、叱られたことでしょう。その時、再び「はうあ!」と言っていた可能性もあります。結局玉木さんは、帰宅直後に激怒した妻を目撃し長女を見捨てて玄関ドアをそっ閉じした父親(家庭内の立ち位置に親近感を覚えることこの上ない)と玉木家の実質的家長と思われる母親に洗いざらい白状し、玉木家と南極チャレンジ担当者(おそらく副隊長の前川かなえさん)やあおぞらテレビ担当者らとの話し合い(まず未成年者の安全確保面、他に身分・待遇・仕事内容・放送内容ほかの確認等)がもたれたと思われます。

学校現場的考察から少し離れますが、大手電機機器メーカーで約14年間広報担当だった私の推測では、観測隊内の安全確保責任者で保護者的な役割が前川さん(&鮫島弓子さん)で、あおぞらテレビ側の負担は、女子高生タレント白石結月さんのギャラと必要経費全額、短期契約の女子高生(等)レポーター・カメラマン(有能なため、台本を書くなど実質現場ディレクター)・AD3名の基本的放送技術修得研修費・南極チャレンジ合流後の食費・居住費他の必要経費全額(レポーターやカメラマン業務等の報酬と相殺)です。あおぞらテレビとしては当初、白石さんに同行するスタッフ2~3名の派遣を、おそらくは付き合いのある外部制作会社に依頼していたはず。しかし、普通の大人が4か月もの長期の南極行きを快く了解するとは考えられず、「え、女子高生(等)3人が行きたいと言っているなら、彼女たちを訓練すれば放送してもらえるのでは」「オーストラリアと日本の往復旅費は自己負担で報酬は不要だから、研修費を考えても、予定していたスタッフ2~3名の4か月(準備を含めればそれ以上の期間)分のギャラ・危険手当・居住費・飛行機代等合計よりはるかに安くつく」「派遣予定スタッフは、短期ならともかく、本当はそんな長い期間南極に行きたくなかったので、この話は渡りに船」「南極チャレンジとしても女子高生(等)が3人増えるとPRネタや放送バリエーションの大幅増につながるし、白石さんのメンタル面のケアや孤独感の解消的観点でも有効だし、技術的に不安な点や安全面の確保は、観測隊の放送・通信機器、情報発信、医療、調理等の担当者でサポートしまくりますよ」という感じで、前川さんや、白石さんの母でマネージャーの白石民子さんらが尽力して話がまとまったのではないかと。そして、こうした点の描写については「そんなことは賢明な視聴者の皆さんは容易に想像できますよね」的なスタンスで全面的に潔く省略し、表現したい魅力的で重要な場面のみをとてつもなく心地よいテンポで描いていく本作スタッフの手腕に感服するばかりです。

また、南極に縁がある小淵沢家(小淵沢貴子さんは南極観測が国家事業のみだったころから観測隊員だったと思われます)と異なり、普通の家庭で、特に父親が娘2人を溺愛している(断定!)玉木家が、玉木マリさんの南極行きと休学を「赤点を取らない」という寛大な条件で許可したことは、子供のチャレンジを積極的に応援する立派な姿勢だと、私は感心しています。この部分も直接的に描くのではなく、教室内での玉木さんと高橋めぐみさんの会話でさらりと触れるだけで、父母の許可、休学申請兼保護者同意書の提出、学校側の受理という展開をわからせてしまう。本当に粋です。

さあ、2人と2人の保護者から南極行きのための休学申請が出された多々良西高はどのように対応し、どのような経緯で、全校生徒を集めての壮行会が行われるという、学校全体が応援する状況に至ったのか。次回はその点を考察します。


週明けの1年生&「宇宙よりも遠い場所」の反対方向演出

2018-04-17 06:24:00 | アニメ好き教師
週が明け、新1年生たちのほとんどは元気に登校してきました。ただ、体調を崩すなどして休んだ生徒も少しいて、休みが長期化しないようなフォローが大事です。

昨夜は、土曜の「宇宙よりも遠い場所」館林オフ会を主催いただいた館林くらしさま
https://tatebayashi.info/
と、ツイッターでの「よりもい」話がはずんでしまいました。新たな友人ができ、とても楽しい時間でした。

その中でワタシは「宇宙よりも遠い場所」について、群馬県民の三宅日向ちゃんが南極に旅立つ日の朝、かつて在籍した羽生第三高校の生徒が登校する方向と反対側に歩いて埼玉県の羽生駅に向かうのはなぜかという話題の中で、いくつか新しい考察をしましたので、ワタシのコメント部分を再構成し、ここでも紹介します。

南極に出発した朝、日向ちゃんが群馬側から「よりもい」世界線の橋(架空)を徒歩で渡り、羽生三高経由で羽生駅に向かった説をお話ししましたが、撤回します。スミマセン。館林オフ会からの帰途、りょうもう号で利根川を越えましたが、とてもキャリーバッグを引いて歩ける距離ではなかったので(汗)。

1話終盤、電車が館林駅に入ってくるカットの絵コンテ(アニメイト横浜店に4月15日まで展示)に、正しい方向と異なっていても構わない、演出意図優先、という意味合いの注意書きがありました。それを見て、日向ちゃんが南極に出発する朝のシーンも「羽生三高」生徒と反対方向に歩くという演出意図最優先だった、と確信しました。

さらに1話前半、館林駅から多々良西高に電車通学しているキマリちゃんがズル休みしようとした朝、館林駅改札から出てくる多々良西生徒とすれ違うというのもヘンな話で(笑)。このシーンも「間違ってたって構わない」こだわりの反対方向演出だったのだと再認識しました(今さら~?)。

幸せな3ヶ月でした。オフ会の自己紹介でも言いましたが、これほどの超大傑作に、自分が生きている間によくぞ巡り会えた!よくぞ作ってくれた!という感謝の気持ちで一杯です。そして、この歴史的名作の誕生の瞬間に、自分もファンとして何か残したい、応援したい、というのが最近の色々(笑)です。

新入生の1週間&館林オフ会&再訂正

2018-04-15 22:08:00 | アニメ好き教師
1年生が入学して1週間がたちました。この時期はクラスでの自己紹介や委員決め、学校生活の説明や先輩たちとの顔合わせの行事などが続くので、新入生たちは精神的にも身体的にも疲れがたまります。この土日でリフレッシュし、明日は元気な表情で登校してくれることを期待しています。

実は、新入生受け入れのために頑張り続けてきた我々1年生担任団も金曜日にはヘトヘト状態で、生徒たち以上にこの土日を楽しみにしていました。金曜夜、いつもより早くベッドに入ったワタシは、土曜早朝に群馬県館林市に向かい、友人達と合流してアニメ「宇宙より遠い場所」の聖地巡礼を堪能。夜にはファン30人以上が集まったオフ会に参加し、作品の魅力を語り合い、存分にリフレッシュしてきました。というわけで、今週末は連載企画の第3回を書く時間が取れませんでした。恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。

さて前回、「学年主任」とテロップされる多々良西高校の国語の先生を「小淵沢報瀬さんの担任と思われる」と訂正しましたが、「玉木マリさんの担任の先生」と再訂正させていただきます。5話で描かれた玉木マリさんのクラス壮行会の場面に、この先生が優しい笑顔で登場しているからです。それを認識していたので最初「玉木さんの担任と思われる」と書いたはずなのに、訂正した際には忘れてしまっており、申し訳ありません。小淵沢報瀬さんが提出した南極部の新規部活動設立申請書は、学年主任あるいは小淵沢さんの前担任の立場で見ていた、と推測しなおします。ワタシは今日、横浜アニメイトで第一話絵コンテを見てきましたが、このカットに「今年も来たか」という先生の独り言が書かれており(作品中ではセリフなし)、この先生は昨年は小渕沢さんの担任だった可能性が高いと感じました。

さらに、もしかしたらこの年配の先生は小淵沢貴子さんや藤堂吟さんを教えたことがある、あるいは担任だった可能性がある、とも思っていますが、その点については現時点では根拠がないため、空想あるいは妄想レベルの考えです。・・・・楽しいですが(笑)。それではまた。

入学式の日の黒板&御礼&訂正

2018-04-11 06:13:00 | アニメ好き教師
入学式の前、黒板に入学おめでとうございますメッセージを書きました。卒業式の時と違うのは、今回は完全にワタシ一人でやらなくてはいけなかったことと、吹き出しに「ここから、ここから」と付け加えたことです。新しい教え子たちの反応が少し不安でしたが、これを見た新入生たちの目が輝いたのを見て、「書いて良かった」と思いました。・・・・入学式終了後にこれを見た保護者の方々は、不安を感じたかもしれませんが(汗)。

さて、日曜日に前回記事を掲載し、始めたばかりのツイッターで告知をしたところ、その日のうちに本ブログの過去最高アクセス数を更新し、昨日(火曜日)は800アクセス以上にもなってしまって驚いています。ツイッターの威力の凄まじさを体感しました。おいでになり、記事をお読みいただいた方々に感謝申し上げます。もしよろしければ感想などをコメントしていただくと幸いです。

アクセス数が伸びたのは、連載企画「リアル学年主任による『宇宙よりも遠い場所』の学校現場的考察」のおかげだと思っていますが、第1回を読み返してみて、一つ思い違いをしていたことに気づきました。エンドロールで「学年主任」とテロップされる、多々良西高校の国語の先生について「玉木マリさんの担任と思われる」と書きましたが、この部分を「小淵沢報瀬さんの担任と思われる」に訂正します。1話でこの先生が、小淵沢さんが書いた南極部の新規部活動設立申請書(実在しない生徒が3名書かれているので当然無効)を見ているシーンがあり、このような種類の書類はまず担任に提出されることが多いからです。

なおこのシーンは、小淵沢さんが書いた架空の生徒名が「あまりにもあからさまな偽名」なので笑ってしまうのですが、単なるユーモア場面なのではなく、小淵沢さんがあのような申請書を書いて提出してしまう(自分でも無理だとわかっていながら・・・たぶん^^;)くらいに追い込まれた心理状況にあること、そしてあの先生があの時期の小淵沢さんについて真剣に心配し、どう指導していこうか苦慮していることも合わせて表現する、実に奥の深い名場面でもあるのですね。

というわけで、連載企画の第3回については、もう少々お待ちください。次にまとまった時間が取れた時に、なるべく早く掲載いたします。それでは。