社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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握手で祝福

2012-09-26 04:50:00 | アニメ好き教師
高校生の就職選考解禁から10日がすぎました。勤務校の現在までの内定獲得状況は、昨年より出足が良い感じです。私が面接指導した生徒の数は昨年よりはるかに多いので、多少は貢献できたかなと勝手に思っています(笑)。

数日前からの私の楽しみは、内定した生徒たちが報告とお礼を言いに来てくれること。実に良い表情をしてるんですねぇ、これが。私はまず握手をし、祝福します。次に、面接形式や質問内容などの情報収集。次に繋げなければいけないので。最後に「入社まで健康や実力向上の点で油断しないように」、「高校生活の仕上げを」、「有終の美を飾れ」などのアドバイスで締めます。

一方、不合格だった生徒たちは強烈な「社会の厳しさ」を味わったわけで、反応は人それぞれ。実力が出せなかった生徒には「原因がわかってるんだから、それを直せばいいんだ」、実力が出せたと本人は思っていたのに不合格だった生徒(受けたダメージはこちらの方が高い)に対しては「ライバルの方がほんの少し上だっただけ」「就職にはご縁というものがあるんだ」などの言葉をかけています。

とはいえ、一番心配なのは、この時期になっても進路方針がフワフワしている生徒たちなんですよねぇ・・・・。

就職選考解禁

2012-09-16 21:23:00 | アニメ好き教師
今日は高校生の就職選考の解禁日。なので、夏休み明けから昨日まで、面接指導に追われる毎日でした。日を追うごとに依頼が増え、先週は放課後だけでは時間が足りず、昼休みにもやらないと間に合わないほど。「仕事の依頼が殺到する作家や芸能人」のような気分でした(笑)。

もちろん生徒たちは私の指導を受ける前に、他の先生方の面接指導も受けており、私が指導することの多くは、それ以前に他の先生方からも指摘されていたようです。それでも私に頼みに来る理由を聞いてみると、「本番の雰囲気に近い緊張感」「本当の企業人の目線でのアドバイス」の2つに集約されました。

他の一部の先生はOKしていたが、私が(その先生の指導を完全否定しないように気を遣いながら)「こうしてみたらどうかな」と「変更をすすめた例」としては、
・志望理由は「大企業だから」「安定しているから」などより、「こういう仕事をしたいから」「貴社の事業にやりがいを感じたから」などの表現へ
・高校時代がんばったことは、「部活だけ」より「勉強や課題等と、部活」に
・気になるニュースを聞かれたら、スポーツ・芸能関係より、受験企業に関するものに
・作った原稿を一字一句記憶して「読む」より、原稿と多少違っても構わないから、自分の言葉で熱意をこめてハキハキ元気よく「言う」
などなど。・・・

来週以降も、選考試験が少し先の日程の生徒、1社目の選考に落ちてしまった生徒、そして進学組で推薦入試を受ける生徒の面接指導が続きます。できるだけ多くの生徒が希望進路を実現できるように頑張ります。