社会人から教員に ~40代後半での教員採用試験体験記~

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追悼・北杜夫さん

2011-10-26 22:19:00 | ノンジャンル
作家の北杜夫さんがお亡くなりになりました。中学時代から愛読していた、人生で初めての「大好きになった特定の作家さん」でした。中でも特に「どくとるマンボウ航海記」が好きで、あの、ユーモアと批評精神が絶妙にブレンドされた文体は、自分の目指すものでもありました。実は、こちらで使っている「たき」という名前の由来のひとつは、北杜夫さんの名字をさかさまにしたもの、だったのです。ご冥福をお祈りするとともに、これまで楽しませていただいたことに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

昨日の記事の変更

2011-10-23 21:39:00 | 教員採用試験
すみません、昨日の記事中の「合格イコール採用?」についての部分に不正確な表現がありましたので、下記の内容に変更させていただきます。

合格された方々から、すでに「合格イコール採用?」というご質問をいただいています。合格(名簿登載)された方は、最初に来た話を断らずに受け、面接に合格すれば採用となります。聞いている範囲では、高校などの都立学校の場合は受験者1人に管理職(校長、副校長)数名」という形態の面接が多く、よほど変な受け答えをしなければ採用されるが、小・中学校は区や市の教育委員会による「受験者数名に教育委員会採用担当者ら数名」という形の面接が多く、教育委員会によってハードさが異なり、不採用となる人も出る、という感じです。ただ、不採用になった場合でも、採用になるまでは別の区や市などから話がくるので、私を含めた私の知り合いで、名簿登載されて4月1日採用されなかった人はいません。・・・最初の話を断った場合は、次の話が来るのがだいぶ遅くなることはあるようですが。都教委が「イコール必ず教員採用」とは言い切らないのは「自分が行きたい校種や学校以外からの話を断り続ける方、つまり、採用したいが採用されてくれない方」がいらっしゃるからではないかと推測しています。

今年度の合格発表

2011-10-22 13:12:00 | 教員採用試験
昨日は平成24年度東京都公立学校教員採用候補者選考の第二次選考合格発表がありました。合格された皆様、おめでとうございます。昨日発表された午前十時は授業がない時間帯だったので、今回受けていた友人達や書き込んでいただいた皆さん、書き込みされたことはなくともこのブログをお読みいただいていた方々はどうだったかな?と思っていました。皆様に少しでもこのブログが役立っていたなら嬉しく思います。そのために始めたのですから。

合格された方々から、すでに「合格イコール採用?」というご質問をいただいています。合格(名簿登載)された方は、最初に来た話を断らなければ大丈夫だと聞いています。少なくとも、私を含めた私の知り合いで、名簿登載されて4月1日採用されなかった人はいません。最初の話を断った場合は、次の話が来るのがだいぶ遅くなることはあるようですが。都教委が「イコール必ず教員採用」とは言い切らないのは「自分が行きたい校種や学校以外からの話を断り続ける方、つまり、採用したいが採用されてくれない方」がいらっしゃるからではないかと推測しています。

社会人経験者特例で受験して合格された方は、今後は現在の勤務先の円満退社が目標になりますね。昨年は、12月初めまでに受験資格確認のための在職証明書を出さなくてはなりませんでした。今年度も同様だと思います。在職証明書は勤務先が証明するものなので、これを依頼する時点で「来年3月31日までに退職する」ことを告げる必要があります。現在の職場で活躍し、なくてはならない立場である人ほど、退職の際に揉めやすい傾向があります。揉めてしまうと退職金算定や有給取得などで不利になったり、友人をなくしたりといった事態になりかねません。ぜひとも計画的に進めていただければと思います。

さて、取り急ぎ、今年度の社会人特例受験者の合格者数と倍率(応募者数ベース)の推測をしてみました。時間がなくて一部の校種・教科だけですが。他の校種・教科は後日掲載させていただきますのでお待ちください。

「平成24年度都教採・社会人特例受験者の合格者数・倍率推測<一般受験>」
※( )内は前年の推測  ※倍率は応募者数(推測)ベース

小学校:100(62)人、6.9(10.6)倍 <651(499)人、5.6(7)倍>

中高国語:20(10)人、10(17)倍 <131(95)人、7.6(9.8)倍>

中高地歴:13(4)人、19.2(75)倍 <90(33)人、14.9(37.3)倍>

中高公民:9(7)人、21.7(28.6)倍 <35(22)人、16.6(25.9)倍>

中高数学:33(14)人、4.8(10)倍 <159(129)人、5.4(6.7)倍>

中高物理:8(4)人、5.6(7.5)倍 <44(32)人、4.1(5.2)倍>

中高化学:16(5)人、3.9(10)倍 <48(43)人、4.8(5.1)倍>

中高生物:8(9)人、8.8(6.7)倍 <36(45)人、7.8(6)倍>

中高英語:34(23)人、9.1(11.5)倍 <143(107)人、8.3(10.1)倍>

中高音楽:0(1)人、なし(30)倍 <13(16)人、24.6(18.1)倍>

中高美術:2(4)人、17.5(8)倍 <20(33)人、22.5(8.5)倍>

中高保体:13(7)人、13.5(21.4)倍 <83(74)人、19.2(19.6)倍>

この結果から、今年度の都教採の社会人特例は前年と比較すると次の変化が見られることがわかりました。
1.全体的に昨年より社会人特例での合格者が大幅に増加。特に、中高地歴と中高化学が3倍以上、中高国語、中高数学、中高物理が2倍以上。小学校、中高英語、中高保体も大幅増。
2.減ったのは中高生物、中高音楽、中高美術。中高生物は微減だが、中高美術は半減、中高音楽は社会人特例合格者なし(といっても昨年も1名のみだが)。
3.一般についても上記の傾向はほぼ同様。
4.校種・教科では、中高地歴の合格者がこの数年に比べて大幅に増え、倍率も低下。

2回目の研究授業

2011-10-17 00:02:00 | アニメ好き教師
先週、2回目の研究授業が終わりました。夏の宿泊研修での模擬授業はこの2回目の研究授業を想定して準備していたため、今回は1回目の時より慌ただしい思いをしないですみました。もちろん、授業の場数を踏み、気持ちが落ち着いてきたせいでもあると思いますが。見学される先生方の人数も減り、こちらは「社会人から転身してきた40代後半の新米教員」としての不安感や物珍しさが薄くなって普通の新人教員扱いになってきた、という「前向きの感じ」に捉えています。

研究授業準備にかかる時間を節約できたおかげで、定期考査づくりに時間をかけることができました。夏休み前の考査では記号問題を多くし過ぎたのでは?と思っていたので、今回は記述式の問題を増やしました。とはいえ、実情に合わせ、難しい問題は別途「参考語句集」を用意するという「半選択式」にしてはいるのですが。それでも、正答を記号だけで書くより、歴史用語や地理用語を自分の字で書くこのやり方の方がずっと本当の知識が身につくはずで、今後も続けたいと考えています。

そして今週末の21日(金)はいよいよ東京都教員採用試験の合格発表日。頑張ってこられた方々に朗報が届くことをお祈りしています。

月曜日の授業

2011-10-10 08:50:00 | アニメ好き教師
ハッピーマンデー制度ができ、さらに、週の最初は学校行事が入ることが多いため、月曜日の授業がつぶれまくっています。他の曜日に授業があるクラスとの進度差が大きくなり、ペースを合わせるのがとても大変です。選択授業の中には「週1回2時間続き」のものがあり、月曜日のそれは極端に授業数が少ない状況。対策として、教える内容を精選する(つまり、何かを減らす)か、理解度や定着度には目をつぶってスピードを上げるか、どちらかを選ばないとなりません。定期テストでは、教えた内容の細かいところまですべてを出題しないと問題数が確保できない事態に。

「月曜ばかりが休日になる今のハッピーマンデー制度はアンハッピーな面も多くあるから、せめて半分はハッピーフライデーに変えてもらえないかなぁ」と思う、体育の日の朝です。