


泊まっているホテル 「東横イン釜山駅Ⅱ」 の目の前にある
「영주동 (ヨンジュ洞)」 のバス停から

「40番」 のバスに乗車し、「영락교회 (永楽教会)」 で下車しました。

バス停の前には、立派な教会がありました。 プロテスタントの 「永楽教会」 だそうです。
あまりに立派な佇まいに、娘のカメラに残されていた画像です。
何度も言いますが、この旅行の全ての写真のデータを失ってしまったので、
娘から写真をもらいました。

バス停のすぐ大きな交差点の角には、昔懐かしい市電の展示があり、
っても日本ではなく釜山で当時走っていた路面電車だと思われますが…
そうそう、この辺りには、大きなタイル画もあったので、そちらもご覧下さいね。
(撮った写真がなくなりましたので、お見せできなくて残念です)

そこから更に石畳の坂道を上っていきます。

目的地近くまで来たとき、振り返って撮った写真が1枚ありました。
このときは、傘を差すほどではありませんでした。
なだらかに見えますが、私は息が消れ始めたのを覚えています。

すると、見えてきた大きな垂れ幕
只今、庭園で 「韓国 (朝鮮) 戦争と釜山 6/18~12/22」 が展示中だそうです。

『臨時首都記念館』 にやって来ました。
その昔、ここ釜山が一時期臨時の首都として機能していたことがありました。

1950年に勃発した朝鮮戦争当時、韓国内が戦地と化すと、北朝鮮に追われた韓国軍は、
釜山近郊の洛東江まで後退し、釜山には多くの避難民が集まったそうです。
そして、釜山が政治、社会、経済などすべての面で中心となり、臨時の首都にも指定され、
韓国の初代大統領李承晩大統領もここ釜山で執務を行うことになりました。
そして、その際大統領官邸として使われていた建物、
それが、ここ 『臨時首都記念館』 の場所だったんです。

中庭を通って、

玄関に到着です! 有り難いことに、入館は無料です。

受付に人はいませんでしたが、日本語で書かれたパンフレットがあったのでいただきました。

そこから順路通りに…
懐かしい感じがするのは、この建物は日本人によって建てられたそうだからかもしれません。

食堂と台所


応接室 と 書斎
それまでの慶尚南道知事官邸は、韓国初代の大統領である李承晩大統領の大統領官邸としても使われました。


2階のお部屋では、言語を選択することによって日本語でビデオが見られました。
このお部屋は、お客さん用のお部屋だったそうですが、“臨時首都釜山” “1000日の歴史” “それでも人生は美しい” などの
朝鮮戦争時代の臨時首都釜山に関する映像が上映されています。
他の見学者もいなかったので、娘とここでしっかり勉強できました。

資料館
こちらは別棟になりますが、2012年から朝鮮戦争時代の臨時首都として国難を克服した
釜山の名声と歴史を示す資料館に生まれ変わったそうです。
その当時の政治, 経済, 文化界の主要人物や大衆の画像, 各種新聞記事, 遷都後の釜山の変化や
1950年の釜山市所在の主要機関等に関する情報を建物展示や大型地図などがあります。

当時の釜山の生活の様子

こちらは、私たちの他に誰も見学者がいなかったので、
隅々までのんびり見学できました。

レンガ造りの重厚な建物で、帰る前にくるりと建物の周りを一周しました。

臨時首都が釜山におかれた当時の人々の暮らしや情勢がよくわかる日本語のビデオもあり、
釜山の観光の前に見ておくと、この土地への理解が深まっていいかも… と思いましたよ。
【임시수도기념관 (臨時首都記念館)】
부산시 서구 부민동3가 22 (釜山市 西区 富民洞3街 22)
営業時間 : 9:00 ~ 18:00
休業日 : 1月1日、毎週月曜日
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