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こちらは、2012年8月21日~25日まで
娘3号とふたりで韓国へ行ってきたときの記録になります。
最初から事件があって忘れがたく教訓となった旅行となりました。
少し古いものになりますが、何らかの参考になれば嬉しいです!
… … … … …
空港リムジンバスは、私たちの降りる停留所 「鍾路2街」 に到着。
乗車するときに預けておいたトランクを運転手さんがバス底から取り出してくれます。
取り出してくれます…
取り出してくれます…
今日はやけに時間が掛かっているなぁ~、と私もいっしょにバス底をのぞき込みました。
よ~く似た色の私より一回り大きなトランクはあるものの、私のトランクらしきものが見当たらない。
ええっ、トランクがない!
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仁川国際空港のバス乗り場からバスに乗車するとき、
トランクなどの荷物をバスに詰め込む担当のおじさんが数人いらっしゃいますが、
その方たちは、乗客の行き先を聞いて、バスの運転手さんが荷物を取り出しやすいように、
先の停留所の荷物を手前にのせる為、預かったトランクを横に置かれることがあります。
詰め残しがないように、私は必ず自分のトランクがバスに乗せられたことを確認してから
バスに乗車するようにしています。
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荷物を預けた証拠となる半券。
同じ番号のシールがトランクにも貼られます。
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仁川国際空港では、確かにバスにトランクは預けられました。
私自身が見て確認済みです。
でもバスには、私のトランクがない!
運転手さんは、日本語も英語も怪しい感じ… というか分からないようです。
韓国語で 「私のトランクは、ここにありません」 と運転手さんに私が告げました。
すると 「もう一度バスに乗ってくれ」 と言われるではありませんか。
仕方なく運転手さんの背後の座席にしぶしぶ座る母娘。
今まで降ろしたお客さんから受け取った荷物の半券をチェックする運転手さん。
私の荷物を違う人に渡してしまったようです。 私の預かり券と下一桁だけ違っていた札を持っていた人に。
受け取る方も受け取る方ですが… 目立つネームタグかベルトを付けておかなかったことが仇となりました。
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他にもお客さんがまだ乗車しているので、バスは次の停留所を目指して走り始めました。
不安になった私は 「どこに行きますか?」 と尋ねると
「いま連絡をとっているから待っていてください」 と
運転をしながら無線や携帯であちらこちらに連絡をしている様子。
バスは他のお客さんを運ぶため、運行ルートに従って走り続けます。
東大門を過ぎる辺りで、急に雨が降り出し土砂降りになりました。 バスのワイパーがきかないほどに。
「あ~、とうとう雨が降ってきた さっき降りていたらホテルまでトランクを濡れずに運べたのに」
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運転手さんは、黙々と連絡を取り続け、電話の話し声がもれ聞こえてきますが、
そこは韓国語の怪しい私が100%会話を理解できるはずもなく…
ただ、荷物を鍾路のYMCAホテル前 (鍾路2街のバス停) に持ってきて欲しいと交渉してくれているようです。
韓国語が分からないからと思ってか、荷物を探すのに必死なのか、
途中経過を運転手さんは私たちに何も話してくれません。
しびれを切らして、私が 「トランクはありましたか?」 と怪しげな韓国語で聞いてみると、
「はい、ありました もう少し待っていてください」 と終点らしきバス停でバスを降りていき
先に停まっていた同じ番号のバスの運転手さんと大雨の中、ずぶ濡れで話しをされていました。
髪から滴が垂れるほど雨に濡れて再び運転席に座るやいなや、バスは猛スピードで走り出し、
「鍾路2街」 のバス停目指して一直線!
携帯で 「もうすぐ着く もうすぐ…待ってて」 と相手と会話しているのが聞こえてきます。
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折り返しのバス停で、本来なら先に出発するバスの運転手さんに交渉して、私たちがいるので
先に停留所を出発させてもらったようです。
そして、本当なら各停留所で止るべきなのに、ほぼ無視をして鍾路に向かっているようでした。
外が暗くて、どこをどう走ったか景色を見るゆとりもなく、「鍾路2街」 のリムジンバス停に到着。
この頃には、あれほど降っていた雨もほとんど上がっていました。
バス停には、バス会社の職員とおぼしきおじさんが、私たちのトランクを持って立っていました。
無事荷物は戻りました。
意味のない不安だらけの40分の夜のドライブ。
言葉が出来たなら、帰りのリムジンバスの乗車券くらいいただけるように交渉したいところですが、
そこまで韓国語が達者ではなく、平謝りに謝られるのを見た3号が
「お母さん、荷物が戻ってきたんだからよかったじゃない」 というので、余分なことは言わずにおきました。
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「荷物があった」 と聞くまでは、誰が間違えて持っていったのか確定するすべもなく、
もしかしたら荷物は出てこないかも… と思ってみたり、
出てきたとしても今日中に荷物は届かないかもと覚悟を決めていました。
まぁ貴重品は、すべて手元にあるので、トランクには衣類と洗面具と常備薬くらいですけど。
後から3号に、
「お母さんったら パンツをダイソーに買いに行かなきゃ、ダイソーは何時までやってるかしら?」
と、トランクのことよりそんなことばかり心配していたと散々言われました。
だって同じ下着を2日間はゴメンですよね~
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今となっては笑い話です。 お父さんにブログ用のいいネタができたな、と笑われました。
トランクには、目立つネームタグかベルトを付けておかなければなりませんね。
今回、これを忘れた私のミスも重なったと思い、いい勉強をさせてもらいました。
どこに行っても自分の落ち度がない場合は、交渉力だけが見方です。 それには現地の言葉ができないとね。
ポチっと押して頂くと皆さんには何もありませんが、しゃかしゃか母がHappyになります
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