ウクライナは、これまでアメリカから絶大な支持と支援を受けてロシアとの戦争を継続してきました。
「アメリカ=バイデン」です。
逆に言うとウクライナは、ほぼバイデンさんの傀儡と言えます。2021年のロシアとウクライナの間の摩擦は、バイデンさんが激化させ、それに煽られたゼレンスキーが東部独立派に対する攻撃を激化する事により、極限まで緊張が高まりました。
その後、ロシアは2022年2月24日軍事侵攻に踏み切ります。
この間のバイデンさん発言を見る限りロシアとの摩擦回避のための行動は何もしていません。
「来るなら、来い!(と言うより、どうぞ来なさい!)」
の構えです。
自分で緊張を煽り立てておいて、「来るなら、来い!」ではロシアとしても行くしかないでしょう❓
ウクライナ紛争は、こうして始まりました。
他にも沢山ありますが、今日は省略。
しかし軍事侵攻後、和平交渉の仲介がなされ2022年3月~4月に、ほぼ合意に達しました。
これがウクライナにとっては、最後のチャンスでした。
イギリスのボリス・ジョンソンが急遽キエフに駆け付けこの合意を蹴飛ばしてロシアと戦争により解決するよう煽り立てます。
結局一面ではアメリカとイギリスのアングロサクソン連合が、ウクライナ紛争を引き起こしたと言っていいと思います。
しかしゼレンスキーは、和平を選択せず戦争を選択しました。
後は欧米とロシアの代理戦争一直線です。
武器と金を受け取ってしまえば逃げは利きません。
ひたすら欧米のために戦うしかありません。
よく考えなくてもウクライナは自分のために戦っているのではなく、欧米の代理でロシアと戦っている構図です。
もうこの時点でウクライナの意思は無くなりました。
武器と金がなければ、すぐロシアに負けます。
武器と金が欲しければ、ロシアと戦争を続けるしかありません。
しかし戦争も2年半近く経過し、双方とも隠していますが膨大な人的被害が出ています。
ウクライナでは、ほぼ兵士が枯渇しています。
どんなに馬鹿でももう戦争継続は無理だと気が付いていると思います。
しかしアメリカ旦那とEU旦那は貸付金を理由に戦争の継続をウクライナに強要します。
戦争を止めるウクライナの自由意志などありません。
だから、ひたすらプロパガンダを叫んで戦争を続けるしか道がありませんでした。
しかし、ここに来て風向きが変わりました。
戦争遂行に最も熱心であったアメリカ旦那が引退して代替わりすることになりました。
次の有力な旦那候補は、戦争反対の立場です。
ここでやっとウクライナは戦争について考えを変える自由を半分得ることが出来ました。
残り半分のEU旦那は、まだ戦争継続です。
しかし強力な方のアメリカ旦那の考えが変わるのなら話はこれまでとは違います。
バイデンさんが大統領選撤退を明確にしたところでウクライナもロシアとの停戦に含みを残した言動を示すようになりました。
(これまでは、こんなことは絶対に不可能でした)
①の記事>早速、ウクライナ国内では政敵がゼレンスキーにゆさぶりをかけています。どこまでも政争が絶えない国です。
ゼレンスキーは国内向けには、「戦争の勝利はウクライナの独立が守られることで達成される」とこれまでの全領土の奪還からは、かなりトーンダウンしています。
③の記事>ほぼ無視して挑発しまくりだったトランプ氏と電話会談しました。
④の記事>これまで中国の和平提案など無視していたウクライナの外相が、初めて中国を訪問しました。
これに先立ちハンガリーのオルバン首相が、ウクライナ・ロシア・中国と順番に訪問して会談しています。トランプ氏ともフロリダで会談していると思います。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cd10d5l2407o
やっと水面下ですがウクライナも何らかの行動が出来るようになったようです。バイデンさんが大統領であれば、絶対に無理だった事です。
半分、「ウクライナが外交上のフリーハンドを得た」と言うのは、このようなことを指して言っています。
これが上手くいくかどうかは現時点では不明です。
しかし、ウクライナ和平を妨げていたのが誰かは分かります。誰かが権力を失うことが決まった途端、事態が一気に動き始めたようです。
次のアメリカ旦那は超強力ですから、EU旦那が少々ごねても簡単に蹴散らかすと思います。
ウクライナは、次期アメリカの超強力旦那のご機嫌を取って、速く戦争を終わらせた方がいいと思います。
とにかく、和平の雰囲気が出てきたのは、いいことだと思います。ついこないだまでは、こんな事を言おうものなら❓
『非国民!裏切者!』
(とオルバン首相はEUから批判されています・・)
<※関連記事>
①領土でロシアに譲歩なら「国民投票必要になる」 キーウ市長、ゼレンスキー大統領にくぎ
2024/7/22 15:06
https://www.sankei.com/article/20240722-EPWKB3AGMJLQHGE6YFU2UQ7X6U/
トランプ氏なら終戦可能 ジョンソン元英首相がデーリー・メール紙寄稿のコラムで見解
2024/7/21 22:46
https://www.sankei.com/article/20240721-ALUUV2EE35JE3N3CTOKXJHMWMA/
③トランプ氏、ゼレンスキー氏と「非常に良い電話会談」 ロシアとウクライナの戦争巡り議論交わす
2024.07.20 Sat posted at 12:31 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35221736.html
④ウクライナ外相、23日訪中 ロシアの侵攻巡り協議
2024年07月22日18時40分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024072200883&g=int
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27