「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドイツ戦車レオパルト1が人気?<ウクライナ紛争2023年8月

2023-08-11 09:45:27 | ウクライナ紛争

ウクライナ支援へ欧州で中古戦車に注目 各国の強い需要で「転売ビジネス」も活況
2023年8月9日(水)11時02分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/08/post-102390.php

今、NATO諸国でドイツ製戦車を採用している国の型式はレオパルト2です。型落ちのレオパルト1はかなり中古武器転売商の倉庫に眠っています。アフリカの貧乏国にでも売れればいいな的な感覚です。ウクライナに戦車を供与するにしても、レオパルト2を供与すると自国の防衛に困ります。そこで倉庫で眠っているレオパルト1を買って整備したうえでウクライナに供与する話です。

これが、また大変で全部分解して部品や半導体などの動作チェックをして劣化している部分や不良部分を整備して組立て直して、動作チェックをして全部OK!でやっと引き渡せます。だから引き渡しまで4~6か月かかります。

Fー16戦闘機の訓練も今月から始まる予定です。これも計画の概要が決まらず遅れています。半年は楽にかかりますから、速くて来年の前半です。まだ具体的にFー16戦闘機の供与をどの国がどうするのかは、決まっていません。しかし、訓練を先行して実施しないと更に遅れるために訓練を供与に先駆けて行います。

ウクライナ戦線も膠着状態になり、段々気の長い話が増えてきました。どっちにしてもウクライナ軍の強化は必要ですから、無駄になる話ではありません。

今年中に戦争が終わる見込みが薄れてきたので来年用の準備が始まったようです。

ドイツ戦車レオパルト1は、ウクライナ戦線では十分役に立ちます。ウクライナ軍の主力戦車のTー64よりは、はるかに優れていますし、ロシア軍の主力戦車のTー72よりも優れています。装甲と砲撃システムが優れていますし、ロシア戦車に共通の弱点がありません。
聞いて驚くのが、ドイツ戦車レオパルト1はバック走行の速いのがロシア製戦車より格段に優れた点なのだそうです。後退する時、バックで逃げられるのですね。つまり戦車の装甲の一番強力な部分を敵に向けたまま逃げられるのが優れているのだそうです。
ロシア製戦車は、Uターンしないと速い速度が出ないのだそうです。後ろを敵に向けて逃げるので一番弱い部分を敵に向けて逃げることになります。
その意味でも旧式であろうとウクライナの戦場では、ドイツ戦車レオパルト1が最強の戦車になるわけです。

どっちにしても戦争は、当分終わらないから戦車の整備に4~6か月かけても全然、問題ないと言う気の長い話になりつつあるようです。

戦争をしているウクライナは、大変ですが終わらない以上は、やむをえません。

ヨーロッパ各国の中古武器の倉庫には、レオパルト1が2000両くらい埃をかぶって眠っていると思います。ウクライナが戦車不足になる心配は、ありません。余り、嬉しい話ではないですけれど・・・

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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