ロシア治安機関FSBを爆破したパルチザンの正体
2023年3月22日(水)17時09分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-101163.php
これまでも、ロシア国内の反政府地下組織の行動としか思えない、火災や爆発などが発生していました。しかし、その犯行声明が出たことは、ありません。
唯一、それらしきことを発言したのはウクライナに亡命中の元ロシアの下院議員です。しかし、単に発言しただけでそれを裏付けるものは、何もありませんでした。去年8月の過激民族主義右翼の娘の爆殺事件の時です。この時は、「国民共和国軍」と言う組織名だけコメントしました。しかし、実在は確認されていません。
3月16日にウクライナ国境に近い南部の都市ロストフ・オン・ドンにある諜報機関、ロシア連邦保安庁(FSB)の建物で、3月16日に火災が発生しました。
ロシア連邦保安局ビルで火災 ウクライナは関与否定
2023年3月17日 12:17 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3456027
この事件については、報道されていますが・
ロシアの反政府パルチザン組織「ブラックブリッジ」と名乗る組織が、犯行声明を出したようです。
「ブラックブリッジ」と名乗る組織の声明によれば、他にもパルチザンがいることになります。
それを示すものは、去年の5月ごろにロシア各地で社会インフラや工場、軍施設などで不審な火災が多発した時期があります。その後も散発的な火災や爆発が起きました。だから、ロシア各地に複数の反政府組織が存在することは、推測できました。
しかし、はっきりと組織名を名乗り声明を出したグループは、これが最初です。おそらく、事件の発生している範囲の広さ(ロシア全土)を考えるなら、複数の地下組織が存在する可能性が高いです。
ロシア連邦保安局を標的にしたのは、今回が初めてだと思います。今後の推移を見なければ、はっきりとは言えませんが、それなりのグループが出来上がったと言うことでしょうね。もう既に去年から、小規模なものを含めるとパルチザンの犯行が疑われるケースは、多発しています。あるいは、今後活発化するかもしれません。ロシア連邦保安局を標的にしたのは、宣戦布告と同じです。単なる口先だけや脅しでは、ないでしょう。
☆私の推測を書くならば・・
スポンサーが付いたのであろうと思います。
ロシア政府に反対する新興財閥や金持ちは、ロシアの国内外に沢山います。その誰かが・あるいは複数が活動資金を出すことを決めたのだと思います。パルチザン活動をロシア国内で行うには、資金が必要です。資金があれば仲間を増やすこともできます。活発に活動することもできます。ロシアの現状が今のままでいいと思っている・普通と言う意味でまともな・ロシア人は、ほとんどいないと思います。武装闘争以外に、今の政権を追放することは不可能だと悟り、様々な人々が密かに活動を始めたのかもしれません。(民主主義的で平和な手段は、全て弾圧されました。反対意見を言おうものなら投獄か暗殺です。残された手段は?)
現にウクライナ軍には、ロシア人義勇兵がウクライナの正規軍として自由ロシア部隊を編成して、ウクライナの勝利のために戦っています。その部隊の最終的な目的は、武力で現在のロシア政府を打倒することです。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/