「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナの広報と宣伝は、過去のある政府に似ている<ウクライナ紛争2024/10/11

2025-01-10 20:29:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.10.10
ウクライナ大統領府による批判封じ、独立系メディアが組織的圧力を警告
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/independent-media-warns-of-systematic-pressure-from-ukrainian-presidential-administration-to-silence-criticism/

この記事は、大分穏当に書いています。
『ウクライナ政府は2022年2月上旬、正確な治安状況と国家機関の情報を国民に提供する目的で「統一された情報プラットフォーム=United News」を創設し、ロシア軍の侵攻が始まると戦争関連のニュースはUnited Newsが制作するテレソンに統一され、これを国営放送と民間メディアが年中無休で放送して高い視聴率と信頼度を得ていたが、・・・』

理由は「ロシアの偽情報に対抗して正確な情報を国民に提供する」と言う名目です。
しかし、ウクライナ政府が作った偽情報も流せるわけです。国営放送と民間メディアは、それ以外報道できません。ウクライナ国民は、そればかり聞いているわけです。
<その例>2022年
「2023年は勝利の年になる」
「夏にはクリミアに入ってヤルタの海岸を散歩する」
「年末までに1991年当時の国境に到達する」

2023年が終わると、単なるキエフ政府の希望的観測にすぎないことが分かりました。これが嘘であった説明は当然ありません。それは、なかったことになりました。

<最近の例>
「敵の攻撃は失敗した」
「状況は制御下にある」
「敵は拠点を支配していない」
<他には・・・>
「勝利計画」
「ウクライナ軍、ロシア西部で十分な圧力維持=ゼレンスキー氏」
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TB3UO5Q5QRKKFDOKBXZWG4GB5U-2024-10-08/
『ゼレンスキー氏「戦争終結に近づいている」、米テレビに語る』
https://jp.reuters.com/world/ukraine/OZD7KCP74ZO7ZE56NJUBAEXJ5A-2024-09-23/

※ほゞ、無意味なことやウソを何回も繰り返しています。
これは、何を目的としているのか❓
洗脳の一番簡単な手口です。
『嘘やプロパガンダを繰り返せば、それがやがて本当らしく聞こえるようになり、やがて人々は真実だと信じるようになります。』
ゼレンスキーのやっていることは、これです。
2年半以上繰り返しているわけですから、聞き続けてきたウクライナ国民にはゼレンスキーの言うことを真実だと信じ込んでいる人も多いと思います。

※これは、過去に結構利用した国が多いです。
一番、効果的に活用した例。

2024.10.11
『ナチスの「プロパガンダの怪物」が実践した「おぞましすぎる宣伝戦」が"再注目"されるワケ…! 令和「大フェイク時代」に日本人がいまこそ学ぶべきこと』
https://gendai.media/articles/-/138918?imp=0

ナチスの宣伝大臣ゲッベルスのやったことを、現代風にスマートにより効果的に実行しています。
結果、今のキエフ政府もナチス・ドイツも旧大日本帝国もほとんど中身は同じです。

スターリングラード敗北の言い訳
「敗北にともなう犠牲には意味がある。敗れはしたが、兵士たちは武器を棄てずに再び軍に合流して進んでいる」
(重要拠点を失った後のキエフ政府の言い訳に似ていませんか❓)

その後の、ドイツ国民の鼓舞
『ゲッベルスは1万5000人を前に大演説を行う。「スターリングラード戦はドイツ国民に対する大警告である!」と切り出し、「西欧2000年の文明の危機を防ぐのは唯一つドイツ国民と国防軍である。ドイツが崩壊すれば世界がボルシェヴィズム(過激主義)に屈服することになる」と長広舌を振るい、総力戦への信用を調達した。この1時間にわたる演説の白眉は国民に対する10項目の質問だった。「敵はラジオ電波を通じてこの成り行きをじっと聴いている。諸君は敵の前で明確に答えなければならない」と問いかけた。

一、諸君は総統とともにドイツの最終的かつ全体的勝利を信じているか。二、英国はドイツ人が戦争に疲れたというが、変転にかかわらず勝利するまで総統とともに戦争継続の覚悟があるか。三、英国はドイツ国民が戦時労働に応じなくなったと主張するが、総統からの指令があれば、1日10時間、12時間、時には14時間から16時間さえ労働して勝利に尽くす決心があるか。

聴衆はひとつひとつに「ヤー(そうだ!)」と叫び、興奮の坩堝の中に放り込まれて、ゲッベルスが希求する目的地へと誘導されていた。』

長く引用しましたが、一番のポイントは・・・
「西欧2000年の文明の危機を防ぐのは唯一つドイツ国民と国防軍である。ドイツが崩壊すれば世界がボルシェヴィズム(過激主義)に屈服することになる」

これが、キエフ政府では・・・・
『世界の民主主義を守るための戦いだ!』

大体、言っていることは同じでしょう❓
ナチス・ドイツもキエフ政府も自分たちの権力を守り、国民を戦争に駆り出すために戦争を煽っているだけです。
同じだからキエフ政府に停戦や和平は、あり得ません。

当時もイギリスは、ソ連の防波堤としてナチス・ドイツを利用しようとしました。しかし、ナチス・ドイツは世界征服を夢想する怪物になりました。
結果として英米は、敵であるソ連と手を組んでナチスと戦う羽目になりました。

キエフ政府は、ナチス・ドイツに比べるとはるかに弱体ですから今のところ代理戦争にこき使っています。
もし、キエフ政府が強力になればナチス・ドイツに変身するでしょう。
中身が大体同じだからです。
思想は、西ウクライナ過激民族主義です。

ウクライナ紛争を見ていると、不気味に思えてきます。
ナチス・ドイツに西側が加担しているのと同じ構図があるからです。
ロシア潰しにナチス・ドイツの代わりに西ウクライナ過激民族主義を利用したのは、アメリカです。
「ウクライナ民族主義」と言う言葉も嘘言葉です。
『ウクライナ民族主義者組織』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%B0%91%E6%97%8F%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85%E7%B5%84%E7%B9%94
『ウクライナ蜂起軍』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E8%9C%82%E8%B5%B7%E8%BB%8D

こういった組織の始まりはウクライナ国外でありウクライナでの活動は、主に旧ポーランド領であった西ウクライナです。今の地図上のウクライナとは違います。だから、どうしても言いたければ「西ウクライナ過激民族主義」という言葉が正しいでしょう。
そして『ウクライナ蜂起軍』の記述を読めば分かりますが、ほぼこれを踏襲しているのが今のキエフ政府です。
だから世界中から暴力極右勢力やネオナチがウクライナに集結していました。過激民族主義者に暴力極右勢力やネオナチが合体して2014年クーデターに主体になりました。
その本質は、今も同じです。
これを、西側が諸手を挙げて支持して支援する異常な構図です。
これを見て、おかしいと思わない人は頭が異常だと言うしかありません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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