「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ワグネルの戦闘員・その後<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-30 10:05:08 | ウクライナ紛争

元ワグネル戦闘員、バフムート戦線に復帰 国防省傘下で個人として参戦
2023.09.28 Thu posted at 13:18 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209639.html

ロシア政府の考えは、はっきりしており個々のワグネルの戦闘員の責任は問わないし、再び国防省と契約して働いてもいいと言うことでした。

プリゴジン氏が生きていた時はワグネルの戦闘員もワグネルと言う組織に従うしか方法がなかったと思います。逆らえば怖いですからね?(大型ハンマーで頭をカチ割ったりします。急ぎの時は銃殺です。ロシアの治外法権の恐怖地帯です。逃げると暗殺部隊を送り込みます。)

そしてワグネルは会社組織です。個々の戦闘員は会社から給料やボーナスをもらっています。ワグネルも収入は激減していると思いますから、給料が未払いの戦闘員=ワグネル社員もいると思います。

給与未払いで生活に困った戦闘員たちは、ロシア軍や関連組織と契約してウクライナの戦場に戻ってきているようです。少し前に、そんな話を聞きましたが、どうやら全域にいるようです。

個人的な契約のようですので部隊としての参加ではなく、欠員状態のロシア軍の部隊にてんでんばらばらに配属されているようです。だから全部の前線にいるようです。訓練は必要なく、即前線に出せますからロシア軍も便利です。

ワグネルの末端の戦闘員がロシア政府に反逆したわけではありませんから、ロシア政府にしても特に問題視は、していないようです。

ワグネルはロシアにとっても周辺国にとっても危険物みたいな組織でしたから解体されれば、ロシアを含めて全員が「安心!」と言うわけです。

プーチン氏の気紛れが、ワグネルと言うロシア政府ですらコントロールの利かないお化け軍事会社を作り出しました。解体してロシアを含めて全員が、安心したという超珍しいケースです。

これでベラルーシに5000人も固まっていたらポーランドやバルト3国が心配ですしね?ポーランドなど国境に1万人の軍隊を展開したくらいです。

戦場にばらけて数千人いる程度なら、それほど害はありません。



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