2024.09.30
侵攻949日目、ロシア軍がポクロウシク・クラホヴェ方面で前進を続ける
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-949th-day-of-the-invasion-russian-troops-continue-to-advance-towards-pokrowsk-krahove/
前の日記でも書きましたが、あと1か月前後でウクライナは晩秋のぬかるみの季節が来ます。雨が多くなり地面はぬかるんで重い戦闘用車両の行動が困難になります。
ロシア軍は、その季節性を考えて作戦計画を立てていると思います。大きく前進する地域は、なくなり占領した地域の周辺を細かく攻めています。
冬が来て地面が凍結するまでは、こんな調子なのではないかと思います。
ポクロウシクの手前までロシア軍は進出しましたから、その突出部の南側を重点的に攻撃するのではないか・と思います。
クラスノホリフカKostyantynivkaの北側からヴォブチャ川Vovcha River沿いにかけてポケットになっている地域です。
もし10月攻撃するとするならヒルニクHirnykやクラヒウカKurakhivkaなどのヴォブチャ川Vovcha River沿いの拠点だと思います。
それと連動してクラホボKurakhoveまで攻めるかどうか❓
晩秋まで1か月を考えると、大きな軍事作戦は冬に持ち越しのような気がします。
ロシア軍も大きく占領した地域の整備や補給路の整備もあります。これは、結構大変です。後方で守っていた守備部隊をかなり前進させなければなりません。
それに合わせて補給体制も整えなくてはなりません。
などなど考えるとロシア軍は、占領後の残務整理で結構忙しいと思います。
ポクロウシク戦線を攻撃して来た部隊は、去年のアウデイーイウカ攻撃から戦い続けてきました。
部隊のローテーションや休養も必要でしょうね。
だから、そういった事が終わった冬が怖いですね。
結構、大掛かりな作戦を用意しているような気がします。
あるいは、そう思わせておいて泥濘の季節に攻撃を開始するかもしれません。去年もお構いなしに攻めていました。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
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