脅しと侮辱とクレムリンの「ロボット」……ロシア外交、プーチン政権で消えたも同然
2023年9月7日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66714180
プーチン氏が独裁的な政治権力を得て、徐々にその権力が強化されてきました。それに伴い、外交がなくなったという話です。2011年と2012年頃からその傾向が強まり、今ではロシアの外交官はプロパガンダを繰り返すだけになりました。
今年になりロシアの言っていることは同じです。
「占領地を認めろ!」
これ以外、ウクライナに関しては何の発言もありません。占領地を認めない限り、ロシアは戦争を止めないと言っています。
認めろの前に、既にロシア領として扱っています。ロシア領だから手出しはするな!と言うことでしょうね。ウクライナしか、それを覆すことが出来る国はありません。
プーチン氏の独裁権力が強まった結果は、プーチン氏の口から出る言葉が全てで、それ以外はなくなりました。だから、ロシアの外交官はプーチン氏のプロパガンダを(口汚く)繰り返すだけです。
誰もプーチン氏に意見を言うことは出来ません。意に添わなければ排除されるだけです。プロパガンダを強力に主張すれば、身分は保証されます。
これが、今のロシア政府です。
中国ですら、ここまでは酷くありません。内部で何らかの議論は、あります。
一人の独裁者が絶対的な権力を持ち国内を弾圧支配する国は、もう一つあります。
北朝鮮です。ロシア外交と北朝鮮外交は、今や全く同じと言うことです。
独裁者が絶対的な権力を持つのも同じです。そしてその必然として、ロシアは「独裁+軍国主義」になりました。教科書すら書き換えて、軍国教育をしています。
それを明確に西側の指導者が理解しているのかは、疑問です。特にアメリカの大統領は、イラン程度の認識ではないかと思います。イランは、まだ話し合う余地はあります。北朝鮮やロシアの場合は、話し合いの余地はゼロです。
ほぼナチスドイツと同じと言えるでしょう。話し合いの余地がないという意味でです。
BBC
【解説】 プーチン大統領と金総書記の「同盟関係」、どれほど憂慮すべきか
2023年9月6日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66725308
※ついに背に腹は代えられず、プーチン氏は金総書記にすり寄っているようです。金総書記の方から、すり寄ったのでは、ありません。普通は、独裁者同士は仲が悪いものですが、この際やむを得ないようです。