ウクライナ軍の東部攻勢、その内側を単独取材 CNN EXCLUSIVE
2023.09.27 Wed posted at 19:38 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209611.html
戦況は分かりませんが、ウクライナ紛争でのウクライナ軍の戦い方の一端が見えます。
西側の兵器の大部分は、南部戦線に投入されているようです。そのため東部戦線では、どちらかと言うと旧式の兵器と頭脳で戦わないと戦果が上がりません。
戦争で頭脳を使うのは、多くの分野でウクライナ全体に見られることです。兵士の数が少なく武器の数もロシア軍と比べると少ないのでそのような方法が、自然と身に付いたようです。
夜戦を活用しています。
幸い西側から暗視装置を多数援助され、標準装備している部隊が多いです。夜攻撃する部隊がいるのは、南部も東部も同じです。
ドローンの進化も見られます。ウクライナがドローンの製造と技術革新に取り組んでいる成果が見られます。今回はウクライナ製の無人機「バンパイア」です。
『6枚の回転翼を備えたヘキサコプターで、熱画像カメラが搭載されていて、搭載可能重量は最大で15キロに上る』
とのことです。
このタイプが出てきたのは、最近だと思います。
特に南部戦線では、重宝すると思います。ウクライナ軍が作った地雷爆弾を使っているのは、南部だと思います。これは重さ7kgの対戦車地雷を改造して投下式爆弾に作り替えたものです。地雷は南部に行けば無数に埋まっています。
ドローン部隊の攻撃を合図に他の兵科の部隊も攻撃を開始して様々な火砲が砲撃を集中する中で、歩兵戦闘車が高速で突撃して機関砲や機関銃を撃ちまくる方式のようです。攻撃されるロシア軍は、たまらないと思います。
ドローン部隊が地上攻撃機の代わりを果たしています。ウクライナ軍は、ドローンのオペレーターを1万人養成して新しい兵科としてドローン軍を編成したのが今年の春です。その成果は、確実に各戦場で出ているようです。
ウクライナ軍は、更に1万人を追加で養成する計画でしたから、もう訓練が終了して実戦配備されているかもしれません。
ドローンの進化・技術革新と大量生産の確立と、ドローン部隊の増員が、この戦争の勝敗のカギを握ることは、今となっては明らかです。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/