旧植民地におけるフランスの影響力の衰退、ガボンのクーデターで露呈
2023.09.06 Wed posted at 20:15 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208761.html
なぜ、フランスの旧植民地から独立した国家で軍事クーデターが大いのかを調べてみるとフランスの新植民地主義とも言うべき外交政策が見えてきます。
一見民主主義、実際はフランスの意を受けた独裁政権であるケースが多いのですね?
独裁者はフランスの後ろ盾を得て政権を維持して、その代わりフランスに鉱物資源や利権を与える構図です。当然、独裁者にはその分け前の多くが入ります。
アフリカによくある腐った独裁者が利権や資源を貪る構図の裏側には、フランスがいるケースが多かったようです。だから、これらの国々では国民は貧しいままに放置されます。
直接の引き金は、イスラム過激派組織のアフリカ侵略だと思います。それに対抗するために軍事クーデターが頻発した部分もあります。
しかし、全部の国にその脅威があるわけではありません。皮肉にも民主主義が社会に根付きその国の教育レベルが向上したからフランス追放のクーデターが起きている国もあります。
その流れを簡単に表現するなら、戦後続いてきたフランスの新植民地政策の破綻と言えます。もう搾取や支配を目的とする国家間の関係は、維持できないし許されないということです。