「北の山・じろう」日記

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シリア砂漠にすむ民族⇒ベドウイン族とは❓<2025・01・09

2025-01-13 20:53:45 | アフリカと中東

シリアについて不思議なのは、ISの残党がシリア砂漠に潜んでいます。
どうやって、この連中は生き延びているんだ❓
不思議でしょう❓

ウイキペデイア【シリア砂漠】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%A0%82%E6%BC%A0
実は単独の砂漠ではなく、アラビア半島の砂漠地帯と一連の広い砂漠地帯があります。
この砂漠地帯に大昔から住んでいるのが、砂漠の遊牧民であるベドウイン諸族です。

ウイキペデイア【ベドウイン】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3
アラビア半島だけではなくサハラ砂漠の大西洋岸の方にも住んでいます。相当、広い地域に分布しているようです。
部族も沢山あります。

シリアに住む部族は・・・
アザニ族、ルワッラ族、バニー・サフル族、バニー・ハーリド族など
しかも、大抵複数の国に住んでいます。元が遊牧民ですから自分たちのテリトリーを遊牧しながら住んでいるので「大雑把にこの辺」・と言う感覚なのでしょうね。

どうやらISは、この砂漠の遊牧民に紛れ込んでいるのでは、ないか・と思います。
だから砂漠にいる人間を全部殺すわけにもいかず、生き延びているのだろうと思います。

★そして、ここでもう一つの疑問の答えもあります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サハラ砂漠の南のアフラリカの小国は、ISやアルカイダテロリストが浸透して地元の反政府勢力と結託して政府の悩みの種になっています。シリア砂漠のケースと同じで、現地に住むベドウイン族に紛れ込んでいるのでしょうね。
そして政府軍と反政府勢力の争いは、実は政府にベドウイン族が反抗しているのかもしれません。
ISやアルカイダ系のテロリストが、サハラ砂漠の南に移動するのは、それほど難しいことではなかったようです。

史上最悪の内戦のスーダンを見ても、大抵北部の民族と南部の民族、ここに宗教的違いが絡んできます。
そもそも沢山の民族がいる上に、北部スーダンではイスラム教を信仰するアラブ系住民が多く、南部はキリスト教徒が多い特徴があります。
そのため南部は、スーダンから独立して南スーダンになりました。しかし、部族間の争いは今もあり安定しているとは言えません。
北部は、最悪の内戦が今も続いています。

アフリカの内戦や紛争が激化する理由は・・・・・
まず民族が多く、大抵主導権争いが起きる。
ここに宗教対立が加わる。
更に土着のアフリカ系と移住してきたアラブ系の対立がある。
・・・・・・・・・・・・・・・
これが、こんがらかって中々納まりが付かないのでしょうね。

サハラの南の国々で起きている政府と反政府勢力の対立も土着のアフリカ系とアラブ系の争いなのかもしれません。
中々、少数民族も政治参加して話し合いで政治をするのが難しい環境があるのかもしれません。
サハラの南では、ベデウイン族が関係しているのかもしれません。

いやいや・・・日本人には想像できない世界です。

※さらに考えてみると❓
アラビア半島全体が、ベドウイン諸族の住む土地です。
と言うことは、アラブ人と言うよりベドウイン人と考えた方がいいのかもしれません。
今、サウジとカタールが覇権争いをしています。
大抵、中東の覇権争いと考えるでしょう。
実際には、ベドウイン諸族の中の盟主の座を争っているのでしょう。
全ベドウインを束ねるのは誰か❓
こう考えた方が、実態に近いのかもしれません。
やっぱり、よく分からないアラビア半島情勢です。

 

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項目「アフリカと中東」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8e2281cde3859a8659b62d9f1680c9d2


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