【解説】エンゼルスなぜ主力級6人をウエーバーに? 移籍成立なら総年俸10億円カットへ
[2023年8月30日12時41分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202308300000307.html
メジャーの夏の風物詩は、プレーオフ進出を狙うチームの選手補強です。トレード期限が8月1日で7月はトレードの季節です。この夏積極的に選手を買う側(トレードで獲得)に回ったのが、エンゼルスでした。
プレーオフをあきらめたチームは、選手を売る側に回り有力選手をトレードに出して有望な若手を獲得して来季以降に備えます。
秋になると「ウエーバー公示」の季節です。来季の構想外の選手は、ウエーバーにかけられ獲得球団が現れなければ、主に自由契約になります。
ウェーバー公示【意外と知らない野球用語】
2021.02.01
https://full-count.jp/2021/02/01/post1072159/
エンゼルスは、大勢獲得しましたからプレーオフがダメになるとその分、余剰人員が出ます。
ハンター・レンフロー外野手(31)
救援左腕マット・ムーア投手(34=元ソフトバンク)
先発右腕ルーカス・ジオリト投手(29)
速球派の救援右腕レイナルド・ロペス投手(29)
ランデル・グリチェク外野手(32=前ロッキーズ)
ドミニク・リオーネ投手(31=前メッツ)
簡単に言うと水膨れした人員の削減なのですが、メンバーを見ると元々エンゼルスにいるダメ選手を削減して、今回ウエーバーにかけた選手を残した方が、いいように見えます。元のメンバーがダメだから補強したわけですからね?
そして、エンゼルスには超大口の不良債権が2人います。これだって、トレードで削減した方がいいと思います。給料の差額の負担は残りますが、ろくに働けない大物を残すよりロースターを開けて有望な若手を確保した方が、チームのためには良いに決まっています。
とにかく、やたら多いエンゼルスの不良債権化した選手たち。これは編成の責任者であるGMが無能だという分かりやすい証明です。エンゼルスが1番、補強が必要なのはGMですが、オーナーのアート・モレノは分からないようです。イエスマン・GMを好むタイプの性格なんでしょうね?
だから、エンゼルスはいつまで経っても勝てないと言うわけです。
翔平君も無理遣いして壊してしまいましたしね?
今年、半年見ていてメジャーのオンボロ球団と出来のいい球団の見分けがつく様になりました。その結果、メジャー30球団の下から数えた方がいいくらい、エンゼルスのオンボロ度合いが、酷いことに気が付きました。
翔平君がFA後、どうするのか知りませんけれど?
泥船からは、早々に逃げ出した方がいいと思います。
どうして、エンゼルスが救いようがないかと言うと・・
オーナーは、2012年にそれまでのGMが監督と対立したので、監督ではなくGMを切りました。
その解雇されたGMは、同じ年にマリナーズのGMとして雇われて、以後マリナーズの再建のために大ナタを振るって改革しました。
そのマリナーズは、去年は地区2位でプレーオフに進出しています。21年ぶりです。
今年も地区優勝争いをしています。おそらくプレーオフにも進出できると思います。
モレノ・オーナーが、2012年にGMでなく監督を切っていたらエンゼルスが、そうなっていたと思います。