「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

今年の阪神の好調のもう一つの理由<2023年6月

2023-06-17 06:05:21 | スポーツ

2023年6月12日19時26分
【鳥谷敬】「四球奪える」阪神打線が極度の得点力不足に陥る可能性低い 12球団最多214四球
https://www.nikkansports.com/baseball/column/analyst/news/202306120000914.html

それは、打線が線になっています。しかし、そうヒットが続くわけではありません。点と点の間を埋めるのが四球です。

「チーム全体で見れば、今年は58試合終了時点で両リーグ断トツの214四球。
個人成績でも四球数の上位7人のうち4人が阪神勢。
近本選手は22年に132試合出場で41個だった四球数が、今季はすでに40個。
中野選手は22年に135試合で18個しかなかった数字を、今年はもう28四球で上回っています。」

これが貧打阪神が点が取れる秘密です。特に試合後半になると必ずと言っていいほどチャンスを作り出します。そのチャンスを生かして接戦を勝つケースが多いです。

このような戦い方のできるチームは強いです。ヒットやホームランが少なくても確実に得点できるからです。

四球が多くなれば、出塁率は高くなります。
ここで疑問がわいてきます。日本のプロ野球の個人成績に出塁率ランキングがありません。項目が見当たりません。

メジャーの個人成績を表示する場合は、出塁率ランキングがあります。

ここがプロ野球とメジャーの大きな違いの一つだと思います。メジャーでは、出塁率はかなり打者の評価の大きな要素になっていると思います。当然、四球を選ぶケースが増えるでしょう。そのため打力に勝るメジャーの試合は、得点数が多くなります。四球が多い分、ヒットが多くなっているのと同じです。

それと同じことを阪神は、実行している事になります。日本でも出塁率ランキングを設けて打者の評価基準にすれば四球を選ぶバッターは、もっと増えると思います。

ボール球は振らない。ストライクとボールを見極める。
野球の基本ですが、プロ野球では意識が少ないのではないかと思います。イチローは、その典型でした。どんな球でも打ちに行きます。だからヒット数は多かったですけれど打率は高くなかったです。あれほどヒットを打って首位打者は2回だけです。

出塁率について私が知ったのは、マイク・トラウトを見てからです。ケガをしてからは不振ですがその前は、毎年出塁率ランキングで断トツの1位でした。マイク・トラウトはアベレージヒッターではありません。強打者でメジャーのスーパースターです。好走守・全部そろってどの部門でも優秀なのが、スーパースターの基準です。

そのような評価基準があれば、選手もそれに合わせて努力すると思います。メジャーには、強打者であろうとアベレージヒッターであろうと出塁率の低い一流はいません。

ホームランバッターの典型のアーロン・ジャッジが出塁率404です。打率291。いかにしっかり四球を選んでいるか分かるでしょう?



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