「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

57歳のウクライナの戦車兵<2023・2・21ウクライナ紛争

2023-04-01 18:35:00 | ウクライナ紛争

もっと戦車と砲弾を ウクライナ東部の前線部隊
2023年2月13日 8:00 発信地:クラホベ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3450210

何しろウクライナも戦争前は、貧乏な国で政治や社会も腐敗した部分も沢山ありましたし、兵器の更新など出来ませんでした。あるのは、旧式のソ連時代のポンコツばかりです。

当然、戦車もポンコツ。ロシアの数の多い戦車であるT-72の、一世代前のTー64が主力戦車です。

今回、記事に出てくる戦車兵が凄い!
旧ソ連時代に兵役を務めた戦車操縦のベテランです。
それは1980年代半ばだそうです。ウォロディミルさん(57歳)
今回のロシアの軍事侵略を受けて、従軍しました。
戦車は、40年以上前のおんぼろですが、お父さんの戦車操縦の腕は、確かで「38トンの戦車を巧みに操縦し、時速50キロで荒野を走る。」のだそうです。

その甲斐あってか、まだ無事に戦闘に従事しています。

ただ、やっぱりオンボロは、しょっちゅう故障するそうです。ウクライナの戦車兵は、大抵器用で簡単な故障は自分たちで修理してしまいます。修理に出すと、当分戻ってきません。だから、自分たちで修理するようになったんでしょうね。これは、他の戦車部隊も同じです。大抵の故障は、戦車兵が修理しているようです。
運が良ければ、部品はウクライナ中に転がっていますから。

だから、欧米から届く戦車にすごく期待しているようです。40年か50年前のポンコツ戦車なんか、誰だっていやですよね?

こんなオンボロ兵器を巧みに使って、1年もロシア軍と戦ってきたウクライナ兵は、兵士の鏡ですね。

https://www.cnn.co.jp/storage/2023/02/15/9207296064d91dc30e5ac6e0be946862/t/768/432/d/230213132138-03-vuhledar-extra-super-169.jpg
この写真を、見てください。
どう見ても砲身は、戦車砲です。
何か鉄材の余りで砲塔の代わりを作って、良く分からない台座の上において砲撃しています。
あれば、何でも活用すると言うことですね。
運ぶときは、クレー付きのトラックを使うのでしょう。

もっと、すごいのを見たことがあります。
ウクライナ町工場特別製造の4連装ロケット砲。
これは、ロシア軍の壊れたロケット砲から壊れていない発射管と発射装置を2トントラックの荷台に取り付けて、4連装ロケット砲を製造してしまいました。まあ、それほど役に立つとは思えませんが、心意気は分かるでしょう。

ウクライナ軍、旧ソ連製戦車で戦線維持 西側からの増援控え
2023.02.02 Thu posted at 06:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35199435.html

この部隊もそうです。戦車兵が自分たちで故障を修理してしまいます。この部隊は分捕り品の戦車を持っているようです。記者が撮影して良いかと聞いたら?
「エイブラムスと引き換えなら」と言われてしまいました。

分捕り品の戦車は、400両~500両あるはずですから東部のウクライナ軍の戦車部隊は、結構持っていると思います。どれも、ウクライナのT-64より性能がいいですから、分捕り戦車が増えたら、戦車兵は大喜びでしょう。
誰が乗るんだ?
決めるのに、毎回もめると思います。

分捕り品だらけの部隊もあります。
ハルキウ州の大攻勢で、最初は機械化部隊だったそうです。つまり?この部隊は戦車を持っていませんでした。リマン辺りまで進撃したら、機甲部隊に変身していたそうです。つまり、遁走したロシア軍の戦車を部隊に加えて行ったら、機甲部隊と言えるほどに戦車の数が増えていたということです。数が増えて困らないのは、ウクライナ軍の主力戦車と砲弾の口径が同じだからです。だから、燃料と砲弾を補給すると、そく機甲部隊が出来上がるわけです。
ウクライナ軍の兵士は、器用ですからね?
戦車兵がいなくても、特殊車両の運転が得意な兵士が戦車兵に、変身するみたいです。あと、見よう見まねで何とかするようです。必要が、そうさせるのでしょうね?

例えば?西側の兵士には、この程度の訓練期間が必要だ。ウクライナ兵の場合は、その期間の半分以下で足りるようです。学習意欲が違います。それが、戦場での生死を分けるなら・即、学ぶでしょう。訓練が終われば、即実践です。

西側の戦車でないと駄目な理由は、やはり旧ソ連製の戦車には、共通の欠点があるからです。砲塔への被弾に極端に弱いことです。それは、ウクライナ軍もロシア軍も同じです。
だから、例え型落ちのレオパルト1でも今、ウクライナ軍が保有している戦車よりは、防御力が格段に向上します。

泣けてくるでしょう?
こんなポンコツ兵器を使って、ロシア軍と戦っているんですから・・

57歳のお父さんのところに、一番先に新しい戦車を届けてあげて欲しいですね?

☆西側諸国の大きな間違い
ウクライナに兵器を送れば、知らない兵器だって器用に使いこなす。訓練だとか難しく考える必要は、ないんです。
送れば、あとウクライナ軍が(ウクライナ兵が)勝手に有効活用する。実際に戦争している方は、ああだこうだ言わずに、即使います。
とにかく!数送れ!

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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