「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ベラルーシのパルチザン<2023・3・1ウクライナ紛争>

2023-04-05 10:51:34 | ウクライナ紛争

ベラルーシのパルチザンがロシアの貴重な早期警戒管制機A-50を破壊、ウクライナを支援
Belarus Ramps Up Border Patrol After Saboteurs Destroy Rare Russian Plane
2023年2月28日(火)20時56分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/a-50_2.php

東欧圏では、パルチザンと表現し西欧圏ではレジスタンスと表現します。どちらも同じ意味です。武装地下反政府組織またはグループです。あるいは、ゲリラと言うのも大体同じです。

ベラルーシのパルチザンが、2月26日ロシアのベラルーシ内の空軍基地を攻撃しました。その時の記事では、ドローン数機による攻撃で、どの程度の成果があったのかは、不明でした。

しかし、判明したところでは獲物は、でかく「早期警戒管制機A-50」だったようです。
ロシア軍に9機しかないうちの1機ですから、成果は大きいです。これで、ベラルーシ領からの空の目をロシア軍は失ったことになります。地上のレーダーに比べると、警戒範囲の広さは広大です。

結果、ベラルーシはリトアニアとポーランド国境の国境警備を大幅に強化したようです。

ロシアと違い、ベラルーシ国民は民主化を望んでいます。

ベラルーシ大統領、警察にデモ鎮圧指示 武器の流入阻止も
2020年8月20日
https://www.bbc.com/japanese/53844595

ベラルーシで大規模抗議、厳重警備も10万人集結か 大統領は防弾チョッキ姿
2020年8月24日
https://www.bbc.com/japanese/53885094

そして、野党の指導者はリトアニアに亡命しています。

結局、この運動は警察力と軍隊により弾圧されました。
もちろん、背後にはロシアの軍事力があります。

ベラルーシの民主化を望む人々にとっては、ウクライナが勝利することが必要なのです。
そのため、去年のロシアのキーウ侵略では、ベラルーシ国鉄の労働者の軍用列車の運行妨害もありました。
ウクライナ軍に義勇兵として参加しているベラルーシ人もいます。

ロシアの軍事力により自由化や民主化を弾圧されている国では、ウクライナが勝利することは、自分たちの勝利を得ることにもなるのです。
ジョージアもそうです。
モルドバは、親ユーロ的な政権がありユーロ加盟候補国です。しかし、ロシアが親ユーロ政権の転覆のための謀略を行っています。

その他、中央アジアの旧ソ連から独立した国々もロシアの敗北を願っています。
「明日は我が身」の国々の警戒心を、一気に高めてしまいました。

バルト3国、ポーランド、チェコ、スロバキアは、NATO内軍事同盟ともいえる動きをしています。
長年、中立的な外交政策をとってきた、フィンランドとスウエーデンは、NATOに加盟するでしょう。あと、2か国が批准すればNATO加盟が決定します。

つまり、ロシアの勝利を望むのは、ロシア以外にいません。ロシア以外の周辺国は、全ての国々がウクライナ勝利のために協力し、あるいは団結しています。

少なくとも、ベラルーシのパルチザンは今後も活動を継続するでしょう。もう、平和的な手段で民主化を行うことが無理だと多くの人々が考えると、革命が起きます。ベラルーシの人々は、平和的な手段でそれを行うことを望んでいたと思います。今は、武力革命もやむを得ないと考えていると思います。

ロシア国内すら無事であるとは言えません。去年から、不審な火災や放火、爆発などは時々起きています。
ロシア首都近郊でドローン墜落、南部で2機撃墜 ロ側主張
2023年2月28日 22:30 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3453413?cx_part=top_topstory&cx_position=2

ウクライナが関与したと思われるケースでは、攻撃は軍事施設のみです。社会インフラは、ターゲットにしません。だから、モスクワ近郊の事件はロシア国内の勢力か、自作自演でしょう。
自作自演でない場合は、規模と被害が大きいです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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