つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

僕の明日を照らして  瀬尾まいこ著

2011-06-12 07:39:34 | 読書感想
この作家さんの作品は好きです 何冊も読んでいます

読み終えて、複雑な気持ちです

虐待する側ではなく、される側の気持ちを書いているからです

優ちゃんという 母親の再婚相手(優秀な歯医者さん)
に暴力を振るわれ続ける主人公(準太)

原因はなんだっけ。今日は何をしくじったんだっけ。
何をきっかけに? 何のはずみで?

ちっとも思い出せないし 思いつかない

悪いのは主人公ではなく義理の父親だ

ちちおやのほうも 「ごめん どうして同じことを
繰り返すんだろう」とあやまったり、反省したりするが
また同じことを繰り返す

主人公は母親に知られないように顔とか見える所は
殴らせない

主人公は殴られても 義理の父親と一緒に暮らしたいと
思っている

母親は 夜スナックで働いていて、主人公は 夜一人で
眠れない・・・

主人公と義理の父親は話し合って どうすれば暴力を
振るわなくなるか、寝るまで一緒にいる二人なので日記を
付けたりする
この日記が後で母親に見つかって・・・

中学生活、陸上部に入っている 主人公の活躍としでかした事
同級生とのお付き合い、クラスでの立場

中学生って、いろいろ考えているし 「大人」なんだなと
思いました

考えさせられましたが、私は虐待は認めません
主人公が許していても

離れることになって良かったと思います(ネタバレ)

虐待を受けた子供は大人になって虐待する?

この主人公はどうなる?