みゅうの細腕繁盛記

コブクロ、馬場さん、ナオトが大好き♪これからの人生、更に楽しく生きたいと願います。初めての方のコメント大歓迎です!!

銀婚旅行4日目(小樽~帰路)

2008年10月12日 | 旅行
朝、少し寝坊して起きると、外は雨だった。
最後に運河沿いを散策するつもりが、気が削がれる。
それでも朝食後、傘をさして散策。
ガラスの小物やアクセサリー、オルゴールの店が建ち並ぶ。
本来なら見て歩くのは大好きだが、やはり雨の為と本来ウインドウ
ショッピングには興味のない主人とでは、気分が高揚しない。
「北一ガラス」まで行きたかったが、寝坊したこともあって時間も
迫ってきた。
そこに可愛いオルゴール屋さんを発見。入ってみることに。
主人は退屈そうだが無視して「コブクロの曲のオルゴールありますか~?」
そこで何点か出してもらう。
地元の仲良しファミさんへのお土産と、フォト入りオルゴール(永遠にともに)
を自分の為に購入。

それですっかり満足して、お買い物はそこで中止。
丁度良い時間になったので、ホテルに荷物を取りに行き、タクシーで小樽駅に。

小樽から空港までは、エアポートという快速列車で1時間。
事前に指定席を取ってあったので、安心して乗車。

空港へは3時間前に着くよう事前に決めていた。
海鮮はもう食べ尽くしたので、空港で昼食を取り、余裕を持って、お土産の
買い足しをしようということになっていた。

まずは更に重くなった荷物をコインロッカーに入れ、グルメ街を一通り
見て周る。
結局何でも食べれそうな店に決定。
主人は天ぷらと蕎麦のセット。私は最後にと、イクラ丼とみそラーメンの
セットを。
主人が「食べれるのか?」って聞くから「ううん、残す」
もう胃も相当お疲れ気味。イクラ丼は上の部分だけ。ラーメンは半分残した。

さっ!お腹も満たしたし、お土産を見に行こう!ってことでエスカレーター
に乗ると大変なものを発見!!

なんと!今では手に入らないといわれている「お花畑牧場生キャラメル」
それを2時から限定販売の看板!
すでに行列ができていた。
時刻はまだ1時過ぎ。私達は迷わず並んだ。
「きゃあ!すごいラッキーだね!」主人も嬉しそう!
一人5個までだから、二人で10個も買える~~~!!
2時になり、10人づつ整理券が配布され店舗に誘導される。
やっと私達の番がやってきた。
迷わず10個かごに入れる、チョコ味も4個。あとカットしてフライパン
で焼いて食べるチーズも3つ購入。(これは美味だった~♪)

時計を見ると搭乗時間40分前だった。
お土産の買い足しはキャラメルだけで充分♪充分♪

後、施設に預けていた義母にうに飯のお弁当を。

帰りの飛行機で主人が私に言った。
「今回の旅行で色々学んだよ」

私はタバコを吸う。
それは独身の頃から。
主人はそれを承知で、私に一目惚れして猛アタックの末の結婚だった。
ところが、結婚した途端、自分がヘビースモーカーのくせに私に
「オレは、タバコを吸う女は嫌いだ。やめてくれ」
一緒にやめようなら、まだ話はわかる。
自分はやめないけど、私にはやめろと言う。なんて理不尽!!
妊娠中も授乳中も禁煙した。だがそれ以外は断固やめなかった。
ただ、主人の前でも子供達の前でも吸ったことはない。
つまり隠れタバコ。これは何だか罪悪感に苛まれる。
何故そんな気持ちにさせられなきゃならないんだ。

私は旅行前に主人に言った。
「旅行中は遠慮なく吸わせてもらうから!でないと、あなたみたいな
ヘビースモーカーと一緒にいられないわ!その代わり、帰ったら禁煙する」
主人は、渋々承知した。


旅先で沢山見た光景。
老夫婦が並んでタバコを吸う姿。
同世代の夫婦が奥さんのタバコに火をつけてあげる姿。
どの夫婦も互いを尊重しているようで仲良さそうだった。

そして、話の続き・・・
「もう、別にタバコやめなくていいと思ったよ」

「ううん。やめる。自分の健康の為にね!」

「ふ~ん」

短い会話の中に多くのことが凝縮されていた。
亭主関白で理不尽でオレ様の主人。
あんたには苦労したよ。
それに折れない私に付き合ったあんたも大変だったね。

本当に、色んな修羅場もあったね。
離婚届も用意してるしね。

でも、これからもよろしくね。頼りにしてるからさ。
互いにいつまでも元気でいようね。
タバコもやめれたら、やめようね。

私は口には出さず、心で呟いた。
何も言わなくても伝わっているね。
25年間も一緒にいたんだから・・・。     おわり