お帰りなさいジョウビタキ

10日前の朝、庭先からヒッ、ヒッ、ヒッと懐かしい鳴き声が。
我が家の庭に、毎年冬だけやってくるお客様。
いいえ、お客ではありません。ある意味、庭の主！

１羽のオスのジョウビタキが、狭い庭を縄張りにしているのです。
よそ者が入ってきたら、もう大変。
ものすごい勢いで、追い出しにかかります。スズメより小さいくせに、癇癪もち（笑）

今日、やっと姿をおがめました。
オレンジに近い、明るい茶色のお腹がチャームポイント。
気持ちよさげに、ヒッ、ヒッ、ヒッと、庭のフェンスに止まって鳴いていました。

　「お帰り～♪」　一声かけて、そっとその場を離れました。
私を見ても警戒しないのですが、あまり驚かせたくないので、
冬の間は、出来る限り庭に出ないようにしています。
毎日、聞こえる不思議な金属音を、家の中で聞きながら、可愛い姿を想像するだけで満足です。

冬鳥・ジョウビタキが、お腹をすかせてロシアから帰ってくると、庭の虫達は受難の季節。
そして、いよいよ本格的な冬の始まりです。