小塔院さんの桜紅葉

番組の後、スタジオのあるオリエント館の隣、元興寺小塔院さんへ。
境内のシンボルツリーであるソメイヨシノの大木は、
今年96歳になる『小塔院のおばあちゃん』（私が、勝手にそう呼んでます）が
お嫁に来たときに植えたもの。
満開の春も見事だけど、秋の紅葉がこれまた最高なんです！

最近、急にお庭が綺麗になったのは、会社を定年退職した息子さんが
一生懸命、お手入れをしてくださっているから。
今日は、ソメイヨシノの周りに、素敵な竹柵が出来てた♪
実はさ～満開の頃、根元を踏んだり、枝を折ったりする人が結構いたんだよ（怒）

　「昨日まで、紫色の花が咲いてたんやけどな」と、その息子さんが
私のために探してくれたのですが、残っていた花は、今朝の雨でしおれていました。
サフランって、雨に弱いお花なんですね。

　「落ち葉も掃除せなあかんねんけど、あんまり綺麗やから・・・」とそのままに。
だから、見事な錦の絨毯が敷きつめられていて、境内全体が絵のような美しさでした。

　「お洒落な竹柵、作らはりましたね♪」褒めると、照れていらっしゃいましたが
素人仕事とは思えないデザインです。竹は、裏庭に生えていたものだそう。

　「いつも目の保養させてもらって、ありがとうございます」
お礼を言ってから、帰り際、桜の落ち葉を拾っていると
　「家に帰ったら、きっと紙幣に変わってるよ～」と、笑顔で見送ってくださいました。

皆さんも、奈良町にお越しの際は、
史跡・元興寺小塔院跡へ、お寄りください。
タマスダレの花はもう終わりましたが、今は色んな種類の小菊が綺麗です。