食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『スロベニアへ』

2013年12月18日 17時31分42秒 | 旅行

皆がKnに交換を終えてバスに乗り込み、約190Km離れたスロベニアのブレッド湖畔に向

かってひた走る。大半が高速道路を走るから長旅であっても案外と楽に感じる。到着した

のはクロアチア、行き先はスロベニアだが何とか条約で出入国の手続きは省略されるはず

なのに、ここの国境は気分次第でどのような対応になるか判らないと添乗員から説明があっ

た。案の定、バスの運転手が下車して出入国の手続きを終えたら、私たちもそれが必要だ

と知らされ、全員でゾロゾロと国境事務所に入る。最初の机はクロアチアの出国係がスタン

プを押す、左側の机に移動しスロベニアの入国スタンプを押して貰い出入国手続き完了と

なる。押されたスタンプを見て初めて気づいたこと。EU加盟国のスタンプは国が違っても形

式は同じと知っていたが今回は陸路、スタンプをよく見ると自動車のマークがあった。

以前のものは空路だから飛行機のマーク付きだった。

添乗員がいい加減だと言ったのは本当のことで翌日、戻る時にはスロベニアは何もなし、ク

ロアチアは係員がバスに乗り込み、ろくにチェックもせず無造作に各人のパスポートにスタン

プを押していた。

国境を越え1時間ほどでブレッド湖畔の宿に到着した時は、すっかりと陽が暮れて辺りは真っ

暗でバスを降りると、底冷えのする山岳地帯の気候を思わせた。チェックインすると各人が部

屋で風呂の湯は出るか、不具合はないか調べて添乗員に報告することになっていた。部屋は

綺麗で設備は整っているし風呂の湯の出方もよろしい。

スロベニアを皮切りにクロアチオアへとホテルを変わっていったが、これ以降のホテルとも綺麗、

湯の出方は満足だった。大きいバスタブに湯を入れてもぬるくなることもないし、湯切れの心配

もなかった。ヨーロッパのホテルでは湯切れやぬるさに閉口させられるが、今回は満足のいく結

果だった。

私たちのグループは通称2号車と呼んでいたが同一ツアーの別のグループ1号車は、私たちと

別のホテルに宿泊した。人数の関係だろうが同一ツアーでありながら行程は一緒だが、食事をと

るレストランもホテルも別々のことが多かった。

2号車のホテルは良好だったのに対し1号車は湯が出ない、ベッドが揃っていなかったなど不具

合が目立った。結果はたまたまの出来事であろうが同一ツアーとしては珍しい事があった。暖か

い風呂に入り寝不足の中、長い移動で疲れた体を癒すには十分な宿であった。

飛行機で入国した場合のスタンプ

24.03.13の日付はドイツのフランクフルトにて

30.11.13の日付はクロアチアのザグレブのもの

自動車で入出国の場合、車のマーク

 


『畑地の変貌』

2013年12月18日 17時29分43秒 | 日記

八雲町の畑地は宅地、倉庫、資材置き場などが点在してきた。こうした現象は特に町の

入口から始まり徐々に奥の方に進みつつある。耕作放棄地として雑草や枯れ草が伸び

放題で晒(さら)されているのがいいのか、こうして別の利用がいいのか、選択すれば後者

というのは負の選択に他ならない。別の利用を承認するにしても町をどのような形にする

かという観点からではなく、個別で判定するから歯抜け、一本釣りの様相になり、畑地で

綺麗に整備されていた町は資材置き場や倉庫と畑とのモザイク模様に変わってしまうの

ではないかと心配している。

住宅団地の近くでは保育園や保育所に関連する施設の建設が見られる。11月頃、畑地

を埋立てしているのを見て宅地になるのかなと思っていたら、旅行から帰ってみると大きな

鉄骨建ての平屋が建てられておりビックリした。看板をみると子育て支援の施設になるらし

い。畑地が転用される一方、先祖からの畑を一生懸命に守ろうと頑張っている人も沢山お

られる。畑で作物を作っても出荷するほどではない、周りの人も自家用は作っているから

裾分けすることもなかろうが・・・放置すれば直ぐに荒れ野原になるから作った方がいい。

畑の一部は使っているが大半は遊休地になっている人でお年寄りの方は、シルバーセン

ターに草刈りをお願いして畑を守っている人もいる。反面、自分で草刈りなど十分できるの

に放棄地にしている人もあり、地域で農地を守るという気運は残念ながらない。

農家なら農業をしない人でも農地を相続することを農地法は認めている。農家で家業を受

け継ぐ若い人は殆どいなくなった今、昔ながらの事情だけを汲んだ農地法では農地を農地

として守ることはできなくなった。農業は法人化、大規模集積により農地を守ろうとする動きは

あるが、この町に限らず担い手が不足しているから、最低でも農業で生計が成り立つ施策を

強力に推進し、若者の就農人口を増やさないと崩壊の一途を辿るだけになるのは明白であ

る。以前、安倍総理が提唱していた『美しい日本』どころか醜い日本に変貌していくのではな

かろうか。


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