食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『ブレッド湖観光Ⅱ』

2013年12月20日 17時13分48秒 | 旅行

教会は島の高い所に建てられているから湖を見下ろすことが出来るのと同時に、遠くに白

いアルプスの峰々が抜けるような青空をバックに聳(そび)えている。添乗員は教会の歴史

や見どころを説明してくれているが私には、寒さを我慢しながら綺麗な風景をビデオに納

るのに忙しかった。教会の中に小さな土産物屋があった。ヨーロッパでは何処の国に行

ても小さな陶器の人形や飾り物があり、その種類は多いから先は可愛らしさと共に小さな

華やかさを振りまき、通りかかるとついつい足止めを食らう。ここでも同様に窓際に並べら

た小物たちが目を引いた。

外から眺めると綺麗な教会でも礼拝堂を除く場所は、ただの古い建物にしか見えず、よほ

興味を持っている人以外には面白くないから、こうした売店は引き止めるのに効果があり

そうだ。帰りには少しだけ温度が上がったのか湖上の移動は、行きの時より寒さが和らいだ

ように感じた。陸に上がりその足で近くにある、名物の岩塩やそれを使った製品の専門店

に立ち寄った。私は必ずのように塩を買って帰るので渡りに船で、岩塩とそれを砕く木造り

の杵と臼のようなもののセットを購入した。妻は珍しいと塩チョコレートを買っていた。

時間の余裕が少しあるという事で近くのスーパーに立ち寄り、チョコレート、クッキーなどを

物色する。小さなスーパーは現地の客の姿は殆ど見られないのに、遠く日本からやって来

た36人の観光客で急に賑やかになった。お土産に十分使えるチョコレートは高いもので60

0円くらい、ッキーなどは300円出せばバラマキ土産に使える。

生活用品や食料品などの値段をチェックしてみると総じて安く、目に入った乾燥ポルチーニ

400円程度格安だったから自分用の土産に購入する。茸は水に戻し、戻し汁にコンソメ

スープで味付け軽く煮立てパスタのソースにして頂く。私はこれがお気に入りで時々、ネット

で買い求めている。そうした価格に比べれば比較はできないほど安いことを言うまでもない。

他のメンバーも安さにつられて大量に買い込んで、今時はこんな片田舎のスーパーマーケッ

トでも支払いはクレジットカードで可能だった。

ある人は旅先での支払いは出来る限りクレジットカードなので、現地通貨は必要最低限しか

換金しないと言っていた。換金手数料、国によっては日本で再両替出来ないこともあり確か

に煩わしいがカードではそんなことから解放される。

その代り日本に帰り口座から引き落とされる時『こんなに使っていたのか』と後悔することもあ

るとも言っていた。便利だと思うが私たちは損得、便利不便ではなく現地通貨を使うことは非

日常的で旅行を楽しむ一つの要素だと思うから、現地通貨を持ち歩くことにしている。

  

 

                            聖マリア教会の土産売り場

              ブレッド湖上からの眺 

 

bled lake

 

 

 

 

 

 

 

 


『動き出した原発再稼働』

2013年12月20日 17時11分08秒 | 日記

島根県、松江市ともの中国電力島根原発の再稼働に向けた安全審査申請を承認する運

びになった。どこで誰がどんな経過で、これならば再稼働に舵を切っても安全だと判断で

きた理由は何なのか、私たちには一切明らかにされず、承認の言葉が出てきたのは唐突

な感じがする。其処には、再稼働は既成路線として決めていたが、ほとぼりが冷めるのを

待っていた、他の自治体と横並びの道を選択した、こうした理由以外にはあり得ない。

住民説明はやって来たし今後も丁寧にやっていくと主張するに違いないが、やったとして

もほんのごく一部の住民だったり、何の権限を持たない組織だったりと、住民のコンセンサ

スを得られての決定とは到底言えないものだ。

東電福島原発と島根原発は同じ型式、沸騰水型(BWR)。だから福島のシビア事故の原因

を取り除くことは島根原発で同じことを起こさない確かな方法である。その原因が判らないの

に対策を実施しているとか、数年の内に完了するとか、自治体はまやかしの対策を鵜呑みに

しているのか、まやかしと知っていながら知らない振りをしているのか、いずれにしてもいい加

減な姿勢は否めない。

原発再稼働で島根県、松江市の危険度合が大きく変わるのではない、稼働していない今と同

じだ。稼働中に外的要因で異常を起こした場合、瞬時に原発が破壊された場合を除き緊急停

止で直ぐに停止できる。停止してしまえば停止中の今と同じ、停止していれば安全とは言えな

いのが原発の怖いところだ。稼働中、停止中に関わらず核燃料を冷却し続けなければ福島の

二の前になる。福島県は原発被害に遭い第一発電所に留まらず、正常とされる第二発電所の

廃炉も要求している。原発と別れをする自治体、なお危険と背中合わせながら『自分

の県だけは原発被害に遭わない』と盲信し依存し続ける自治体。

私は自分の定めを自治体に白紙委任した覚えはないのに・・・・・

『賢者は歴史に学び、愚か者は体験に学ぶ』

『愚か者は体験に学び、学ぶことも出来ない愚か者もいる』


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