出雲市の四隅突出型墳丘墓の西谷3号墓(墓には屋根が掛けられていた)
●長老 19:46
元にもどるが、イヤナミ・スサノオの「黄泉がえり」神話の時代、大地と地上を結ぶ地母神信仰の時代と、卑弥呼の霊(ひ)信仰=鬼神信仰=鬼道の時代とは時代が異なる、という着想は面白い。大国主神話はどうなるのかな?
●ヒナ 19:49
大国主は兄弟八十神によって2度殺されますが、母が天上に参上して神産巣日之命(日本書紀では神産霊神)に頼んで生き返らせます。また、大国主は「根の堅州国」にスサノオを訪ね、スセリ媛をえて黄泉比良坂(揖屋)から地上に出てきたことになっています。
●マル 19:52
大国主神話は、「黄泉がえり信仰」の時代から、天上の「霊(ひ)信仰」の時代への過渡期の王ということになるわね。
●長老 19:54
アマテラス神話はどうなの?
●ヒナ 19:55
「高天原」の天上の物語と、「高天原」の岩屋に隠れ、そこから復活するという物語からなっていますから、「黄泉がえり信仰」も含まれると思います。
●長老 19:57
「黄泉がえり」は違うんじゃないかな。
アマテラスが岩屋に籠もったということは、死んで葬られたことを意味する。その墓の前で歌や踊り、宴会のにぎやかな葬式が行われたことが、アマテラスの死を示している。
その後、次の女王、アマテラス2世、「大ヒルメ」の次の「小ヒルメ」への「霊継ぎ(ひつぎ)」の儀式が行われたという神話ではないかな。
●マル 20:03
天の岩屋戸神話は、「黄泉がえり信仰」か「霊継ぎ信仰」か、決め手になる他の証明はないの?
●カントク 20:04
天の岩屋戸神話は、天上の物語のはずじゃ。地上と地下の黄泉の国が繋がっているという地母信仰は分かるが、天と地下の黄泉の国が繋がっている、というのは、宗教観念としてありえないのではないかな。
●ヒメ 20:07
「天地人」ドラマならぬ、「天地黄泉」ドラマが盛り上がってきたわね。
「高天原」に「黄泉の国」と繋がる「天の岩屋」があったということは、「高天原」は地上にあった、ということにならない。
それと、天上の神もまた死ぬということは、地上の物語だよね。
(ネタモトは日向勤氏の『スサノオ・大国主の日国―霊の国の古代史』(梓書院)です)
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●長老 19:46
元にもどるが、イヤナミ・スサノオの「黄泉がえり」神話の時代、大地と地上を結ぶ地母神信仰の時代と、卑弥呼の霊(ひ)信仰=鬼神信仰=鬼道の時代とは時代が異なる、という着想は面白い。大国主神話はどうなるのかな?
●ヒナ 19:49
大国主は兄弟八十神によって2度殺されますが、母が天上に参上して神産巣日之命(日本書紀では神産霊神)に頼んで生き返らせます。また、大国主は「根の堅州国」にスサノオを訪ね、スセリ媛をえて黄泉比良坂(揖屋)から地上に出てきたことになっています。
●マル 19:52
大国主神話は、「黄泉がえり信仰」の時代から、天上の「霊(ひ)信仰」の時代への過渡期の王ということになるわね。
●長老 19:54
アマテラス神話はどうなの?
●ヒナ 19:55
「高天原」の天上の物語と、「高天原」の岩屋に隠れ、そこから復活するという物語からなっていますから、「黄泉がえり信仰」も含まれると思います。
●長老 19:57
「黄泉がえり」は違うんじゃないかな。
アマテラスが岩屋に籠もったということは、死んで葬られたことを意味する。その墓の前で歌や踊り、宴会のにぎやかな葬式が行われたことが、アマテラスの死を示している。
その後、次の女王、アマテラス2世、「大ヒルメ」の次の「小ヒルメ」への「霊継ぎ(ひつぎ)」の儀式が行われたという神話ではないかな。
●マル 20:03
天の岩屋戸神話は、「黄泉がえり信仰」か「霊継ぎ信仰」か、決め手になる他の証明はないの?
●カントク 20:04
天の岩屋戸神話は、天上の物語のはずじゃ。地上と地下の黄泉の国が繋がっているという地母信仰は分かるが、天と地下の黄泉の国が繋がっている、というのは、宗教観念としてありえないのではないかな。
●ヒメ 20:07
「天地人」ドラマならぬ、「天地黄泉」ドラマが盛り上がってきたわね。
「高天原」に「黄泉の国」と繋がる「天の岩屋」があったということは、「高天原」は地上にあった、ということにならない。
それと、天上の神もまた死ぬということは、地上の物語だよね。
(ネタモトは日向勤氏の『スサノオ・大国主の日国―霊の国の古代史』(梓書院)です)
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