はてなブログに「縄文ノート183 八ヶ岳高原の女神・石棒・巨木拝殿・黒曜石・土器鍋食・散村文明」をアップしましたので紹介します。https://hinafkin.hatenablog.com/
農業・交易で豊かであったカナンを征服するために、貧しい遊牧民のユダヤ人の男たちは神を創作し、「神がくれた土地」としてカナンを侵略し、男は殺し、女子どもは奴隷化し、土地・家と財産を奪い、母系制社会を滅ぼすことを正当化しました。
この「神」は後にローマ帝国の西欧・東欧の侵略・支配や、西欧諸国のアフリカ・アジア・アメリカ侵略・植民地化を正当化する帝国主義イデオロギーに引き継がれ、今もアメリカのイラク・アフガニスタン侵略やロシアのウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナ侵略へと続いています。
歴史の分野では、西欧人はこの宗教のもとに男中心の「肉食・狩猟・戦争進歩史観」を創作し、「未開・文明」という時代区分を考え、「文明人」による「未開人」の殺害・奴隷化・差別迫害の植民地支配を正当化してきたのです。
日本中央部縄文遺跡群の世界遺産登録ではこのような「未開・文明史観」を正し、戦争のなかった縄文1万数千年の歴史から、霊継(ひつぎ:命のリレー)をなによりも大事にする母系制社会の女神信仰、神山天神信仰の共同祭祀を世界にアピールすべきと考えます。
この霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教は、全ての「死者の霊(ひ)」を神として祀るスサノオ・大国主一族建国の八百万神信仰に引き継がれ、仏教伝来後には「神=仏」として命を大事にし、死者の霊が子孫に祀られる宗教として現代に続いています。
同じ民族、国民の殺人は認めないにも関わらず、他民族・他国民は殺すことは神の命令として認めるというユダヤ教・キリスト教旧約聖書派による戦争を終わらせるためにも、アフリカの類人猿をルーツとする全人類の歴史を縄文史から変えていく必要があるのではないでしょうか?
本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文時代の母系制社会の神山天神信仰、巨木拝殿などの伝統を受け継ぎ、大国主は百余国で夜這いを行い180人の御子をもうけて霊継(ひつぎ)を行い、米鉄交易とあわせて「委奴国(ふぃなのくに)」=「豊葦原水穂国」を建国したのであり、全ての死者の霊(ひ)を八百万神として祀り、霊継(ひつぎ:命のリレー)を何よりも大事にした、侵略戦争によらないスサノオ・大国主一族の建国史を世界史の中に位置付け、世界遺産登録を目指して欲しいと考えます。 雛元昌弘
□参考□
<本>
・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
・『奥の奥読み奥の細道』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)
2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)
2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)
2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
帆人の古代史メモ http://blog.livedoor.jp/hohito/
ヒナフキンの邪馬台国ノート http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/
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