アオサギが野付湾の湿地に集まってきています。成鳥と幼鳥が入りまじるのどかな風景です。
根室地方のアオサギは夏鳥です。最近は極寒期に居残るアオサギがいますが、大方は夏鳥で
10月の後半には南の方へ渡って行ってしまいます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ アオサギ・もうすぐ旅立ちです。 ◆
大食漢のアオサギは本州では養殖池などに出没し嫌われる傾向にありますが、根室地方で
大きな問題は起こしていません。
標津湿原を囲む周辺の林で営巣し、河川のイワナやヤマメ、サクラマスなどを捕り、野付湾
の干潟にやってきて魚やカニ、エビなどを捕っています。特に営巣期は食欲旺盛なヒナを
養うために引き潮になるとやってきます。
首を曲げゆったりと飛ぶ姿は魚を捕まえる鋭敏さとは違うイメージを持たせてくれます。
満潮時は浸水しない場所に集まり、集団で休んでいます。じっとして動きがないので
つい見逃してしまいます。潮が引いてくると干潟に飛んでいきます。干潟では
ギンポみたいなアマモの下に隠れる魚をよく捕っては食べています。
体力をつけ、そろそろ旅立ちですかね。