窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

親子シカ

2020-04-04 18:06:09 | エゾジカの四季

群れになっていたエゾジカ。メスの群れが分散しだしました。草地や牧草地、

湿原、林で親子の姿を見かけます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

              ★ 親子ジカ ★

雪が融け、協力しなくても自由に自分の棲み場所で生活できるような季節になり

ました。

もとの生活の場に帰れば、親子や兄弟で落ちついて過ごすことができます。

昼間は周りから見つかりづらい場所、林や灌木、湿地などでゆったりと休んで

います。

夕暮れ時になると新芽が出始めた牧草地や草原に出てきます。人の動きをきちん

と見定め行動しているようです。

お母さんと去年生まれの仔ジカが一緒に行動しています。体の大きさはまだ

母親の半分くらいです。体重はもっと少ないかな。いつもそばにいて、周りを

気にしながら草を食べています。

4頭でいることがありますが、大体娘が子連れで母親と一緒に行動しています。

血縁で一緒になり、生活をしていることが多いのです。

朝方、牧草地に出てきて食事をしていた親子に会いました。窪地からこっちを

じっと見ています。何か心配している雰囲気があって観察していると、急に走り

出しました。

次第に早足になり、こっちに向かってきます。負けずに走り、並走するとさらに

スピードを上げ、私の前を横切って行きました。

反対側にある森の中に走り込んでいきます。普段はそこをねぐらにして、夜に

なる牧草地に出てきて新芽を食べているんです。

最近は鳥獣駆除期間でハンターが巡回してくるんです。警戒心がすごく強く

なっています。