ショウドウツバメの巣立ちヒナ300羽以上が野付半島にやってきました。8月に入ると
対岸の海岸段丘で繁殖していたショウドウツバメがこぞって湿原にやってくるのです。
羽化した水生昆虫の成虫が目当てです。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ ショウドウツバメの虫干し ◆
その日の天候に寄りますが、彼らは高く飛んだり、低く葦の上や草原の上を軽やかに
飛び回ります。気温が高くなると、湿地の上は上昇気流が起こり、たくさんの昆虫が
飛び上がるには好都合です。
それを狙い鳥たちが集まります。ハリオアマツバメやアマツバメ、ショウドウツバメ
など周辺で繁殖している鳥たち、さらに旅の途中で立ち寄るツバメチドリ、ハジロクラ
ハラアジサシ、クロハラアジサシなど。
どれも飛びながら昆虫を捕食することが上手い鳥たちです。中でもショウドウツバメが
いちばん多い。そのほとんどが幼鳥です。
幼鳥は背中の羽毛の羽縁が淡い褐色で縁取られ、ウロコ模様になっています。くちばしの
角がまだ黄色で弱弱しく見えます。
彼らは電線や船を止めるためのロープに止まって休憩します。一列になり止まり、時には
一斉に飛び出し、すぐに集まります。せわしく繰り返します。
そんな彼らが時々地上に降ります。凸凹の砂地を好み、まったりします。日が当たって
地面の温度はかなり高くなっています。体を傾け、翼を引き付け、胴体の羽毛が陽の光に
当たるようにしています。虫干しです。亀のように甲羅干しみたいにも見えます。
地面温度は40度以上あるはずです。くちばしを開けてハアーハアー呼吸をしてます。
羽毛をすべて立て、熱い空気を取り込みハムシやダニを振り払おうとしています。
湿気の多い土の洞で育てば寄生する虫はたくさんいます。カビ菌だってはびこります。
直射日光は彼らを追いだし、殺します。体の衛生を保つ大切な作業です。
気持ちよさそうでした。
地面温度は 40度を超えていることでしょう
甲羅干しにはもってこいですね
昨晩、長谷川さん、有田さんたちと久しぶりにお会いしました
土曜日に黒沢が奥さんと寄ってくれました。久木さんの写真を持ってきてくれました。あとで送ります。