育雛中盤期。タンチョウの姿が目立ってきました。子育てに失敗した夫婦がオー
プンな場所に出てくるようになりました。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ タンチョウ、のんびり ★
自宅から野付半島に行く道すがら、刈入れの終わった牧草地や原野の草原、川岸
の葦帯にバッタやミミズなどを求め、出てきています。
ヒナを連れている夫婦はヒナにぴったり寄り添い、警戒心が強く、開けた場所に
は滅多に出てきてくれません。しかし、ヒナがいない夫婦や若い連中は7月に入
ったころからのんびりと食事をする姿に出会います。
野付半島では干潟やエゾカンゾウが咲く草原などに出て聴きます。虫や魚が捕り
やすくなるのでしょう。
ナラワラの林の周辺を縄張りにする夫婦は今年も雛を連れていません。どうも
相方が変わったようです。メスの個体が若くなりました。羽の色が真っ白では
なく、灰色がかったくすんだ色です。
5年間、ヒナを見てませんでしたから世代交代があったようです。
満潮になると潮が入ってくるヨシが囲む干潟にやってきています。道路沿いに
あるので良く観察できます。物おじをあまりしなくなってきています。
近寄って行っても嘴を水の中にいれ、食べ物を探しつつ移動しています。野付湾
で産卵する魚の幼魚たちが群れを成し、それを追いかけてくるギンポという魚を
く捕っています。
タンチョウの白は夏季は目立つように見えますが、意外に周囲の環境に紛れて
しまいます。緑をバックにすると白は浮き上がって見えますが、水に入ってしま
うと光の反射が白を溶け込まします。順光と逆光の条件で融け込み方が違いま
すが、まず目立たなくなります。
満腹したら、水から上がってきました。私に気づかなかったようで、こちらに
向かって飛んできました。力強い羽ばたきは、いつも魅了されます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます