ハマシギの群れが野付半島の浜に残っています。10数羽の群れと30数羽の群れがいます。
4、5羽の小さな群れもいます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 冬浜のハマシギ ★
満潮になってくると海水に覆われる干潟からやってきて、砂浜で休みます。この時期に
たくさん抜けて流されてくるアマモが打ち上げられた陰に潜み、風よけをしています。
腹が減るとアマモの中に嘴を突っ込み、何かを探しては食べています。
小さなゴカイの時もあれば、アマモの中に隠れているトビムシを捕っているようです。
アマモは乾燥しやすく、中に手を入れてみると熱がこもり温かく感じます。
彼らもよく解っていて利用しているのかもしれません。
くちばしを砂に入れるので、くちばしには砂がいっぱいついています。
ときどき波ぎわに向かい、砂の中のゴカイを引き抜いていますが、くちばしを洗うのが
目的かもしれません。
1羽ずつ見ると背中の雨覆羽、1枚1枚に白い縁取りがあります。若いハマシギの特徴
です。
ツンドラ地帯で繁殖するハマシギですが、近年は減少傾向にあります。理由はまだ
明らかになってません。
ただ、ツンドラ地帯では年々雪解けが早まっていて、エサとなる昆虫が雪解けとともに
早く発生する傾向になっています。ハマシギはその変化に、営巣開始が追い付いておらず、
そのずれが繁殖に影響し始めています。
大群で渡るオバシギやコオバシギなどでは急速に数が減少していると報告されています。
若きハマシギを見ながら、やっぱり温暖化のことが気になります。
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