こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

うろこ雲が青空に広がって、2019年10月

2019-10-17 | 

うろこ雲は秋の深まりを感じさせる風物詩であると言われている。今日は、上空がうろこ雲で覆われた。この雲は上層雲(標高5,000-15,000 m)であり、氷の結晶によるものである。

 

 

うろこ雲では、雲が薄いので太陽の光が透過するために、暗く見える部分(陰)ができない。なお、ひつじ雲(高度がより低い位置の高積雲)では、厚いために太陽光が遮られて陰ができる。


ちなみに、ひつじ雲によってつくりだされた朝景(9月上旬、午前6時頃)

 

下層雲が、うろこ雲が高い位置にあることを示している。

 

別の方向では、雲の形と配列が変化していた。

 

高層雲と下層雲との対比が際立ちはじめた時間帯において。

 

日没の頃、うろこ雲は消えた。

 


記録的な大雨をもたらした台風19号が過ぎ去った後、わたくしはたびたび空を見上げるようになった。うろこ雲は天気が下り坂になるサインであるとも言われている。しかし、今日の雲がそのようなサインでないことを、わたくしは願っている。 

 

*******

撮影、10月17日午後、広角にて。