http://jp.reuters.com/article/idJP2015122301000954より転載
参院選へ初の「野党統一」候補
民主、共産、維新、社民各党は23日、来年夏の参院選熊本選挙区(改選数1)に、熊本市の弁護士、阿部広美氏(49)を無所属で擁立すると正式に発表した。来夏の参院選で主要野党が協力する事実上の「野党統一候補」が実現するのは初めて。
統一候補は野党が改選1人区で自民党に対抗するために模索しており、熊本のほかに石川選挙区などでも動きが浮上している。
熊本では、民主、社民両党と連合熊本が中心となり、安全保障関連法に対する反対運動の取り組みを評価して阿部氏を選んだ。共産党は野党共闘を重視し、7月にいったん発表した新人候補の擁立を取りやめていた。
【共同通信】
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https://kumanichi.com/news/local/main/20151222002.xhtmlより転載
共産、擁立見送り統一候補支援 参院選熊本
2015年12月22日
同選挙区では、熊本市の弁護士、阿部広美氏(49)が同日、無所属の「野党統一候補」として出馬表明する見通しで、共産党も支援する。同県委員会の日高伸哉委員長は21日、熊日の取材に「戦争法(安全保障関連法)廃止という大義のため、候補取り下げを決断した」と語った。
同中央委員会は、安保関連法の廃止に目的を絞った野党共闘を呼びかけ、全国の複数の選挙区で野党統一候補の実現に向け、党公認候補取り下げの検討を進めている。同県委員会によると、熊本が第1号となる見通し。
県内では今月上旬、安保関連法に反対する市民グループが野党統一候補の実現を各政党や支持団体に要請。同県委員会も要請に応えるため、候補取り下げの方針を確認し、芋生氏も了承した。
熊本選挙区には自民党現職の松村祥史氏(51)=当選2回、幸福実現党新人の木下順子氏(56)が立候補を表明している。(太路秀紀)
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参院熊本、初の野党統一候補=石川でも無所属出馬 - WSJ
jp.wsj.com/articles/JJ12137240631770993712619875333601852901202
※23日は石川選挙区(改選数1)でも
新人で弁護士の柴田未来氏(45)が会見し、無所属での出馬を表明
新人で弁護士の柴田未来氏(45)が会見し、無所属での出馬を表明
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柴田氏は民主、社民両党の県連と市民団体などが立候補を要請してきた経緯があり、両党とも推薦する方向。ただ、既に新人の公認候補を立てている共産党とは調整がついておらず、今後、党本部レベルで協議する。
これに関し、民主党の枝野幸男幹事長は23日、東京都内で記者団に「幅広い市民が活動仲間の中から候補を押し立てていこうというのは大変心強い。当選に向け最大限努力したい」と語った。(2015/12/23-19:14時事)