人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

親の願い

2020-06-28 20:51:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

渡部あい


3月22日生


未熟児


早生まれで学校の出席番号は最後


名字はアイウエオ順の最後


未熟児だから体もきっと一番小さい


「せめて名前だけでも一番の名前をつけてあげたい」


だから、ア行の『あ』と『い』


これが、親の願い


嬉しい 
(くろほとき)




小学校一年生の授業の中に


「自分の名前の由来を家の人にきいてきて発表する」というのがある。


一年生は、その授業をとおして自分の名前を「誰が、どんな願いを込めてつけてくれたのか」を知ることになる。


例えその子が、一年生になる前に知っていたとしても、初めて『集団の中で理解する』のだ。


友だちのどの子もどの子も、名前にはかけがえのない願いが込められていることを知るのだ。


この活動が、人間が人間として生きていく上で、強烈な経験になる。


生きていることは、たくさんの願いの中で生きて育っているということを知るのだ。