今日は建国記念の日。
神武天皇が即位した日だと言われている。
その日にちなんで、日向市にある神武天皇ゆかりの地を訪れることにした。
最近はインターネットがあるおかげで、簡単に計画ができる。
ありがたい。
日向市作成の「神武天皇お舟出の地」を歩む道なるものを見つけ、概ねそのルートを辿ってみることにした。
お舟出の湯がある日向サンパークを9時半に出発。
何度も訪れているこのサンパークであるが、海岸に降りる遊歩道があることを初めて知った。
海がたまらなく綺麗だった。
海岸線を北上しながら神武天皇がフグの大軍を退散させた伝説にゆかりがある鹿島神社を訪れる。
海岸線から戻り、権現崎公園にある湊柱神社を目指した。
汗だくになりながら、目的地に到着。
この湊柱神社は神武天皇が東遷する前に、出港前の修祓を行った場所のようだ。
下まで降り、耳川を挟んで対岸線を眺める。
橋を渡り、対岸の美々津の街へ向かった。
ひたすら街を歩く。
日本海軍発祥の地を経由して、立磐神社へ向かう。
この神社は海の神・住吉三神を祀り、神武天皇が航海の安全を祈願したと言われる。
神社の裏から美々津大橋が綺麗に見える。
足が疲れてきたところで、昼ごはん。
近くに喫茶店❔を発見。
昭和のナポリタンの珈琲セットを注文。
ほっとできる空間だった。
腹も心も満たされたところで、神武天皇が出港まで住まいにしていたという八坂神社を目指す。
それらしき神社が見つからず、地元の人に聞くも、皆わからない。
やっと小さな神社を見つけ、近くの商店のお年寄りに、ここは何という神社ですかと尋ねると、知らないということだった。
案外、そんなものかもしれない。
鳥居をくぐり、近寄ってみると、八坂神社の文字が見える。
賽銭箱に100円玉を投げ、手を合わせると、何だかハッピーになった。
結局10キロ近く歩き、いい運動にもなった。
無論、心が清められたのは間違いない。
家に帰り、ベッドに横になると5秒で夢の中だった。
夕ご飯を食べ、久しぶりに南郷温泉まで足を伸ばした。
このうえなく気持ちのいい湯だった。
たまにはこんな一日もいい。