今日も5コマ。
充実した1日だった。
授業がやはり、一番楽しいし、やり甲斐がある。
それはそれとして…
今日は中学3年生だけは修学旅行の日程の関係で、一足早く学年末テスト二日目である。
4時間で終わるのだが、他学年の帰りのバスを待つべく、午後は自習になっている。
担任クラスの自習監督に入った。
皆、無言で自習している中、後ろのロッカーのところへ行くと、誰が置いたのか、数冊の本が置いてあった。
夏目漱石の「こころ」など、読んだことのある本が並んでいる。
そんな中、「推し、燃ゆ」が目に留まった。
芥川賞受賞作品というのは知っていたが、読む気にはなれなかった。
せっかくだから、手にとってみる。
そんなに長編でもない。
そう思い、読み始めた。
生徒から、よく「推し」の言葉を聞いていたが、初めて「推し」がどういうものなのかを理解した。
全てを犠牲にしてまでも、何かのために頑張ることが人の幸せなのだろう。
少し、若者の気持ちが理解できた気がする。
休日、神社巡りやおいしいもの巡りに時間と労力を注いでいる僕も本質は変わらないかもしれない。
皆、対象は変われど、心の支えが必要ということだろう。
それでも、それが未来永劫続くわけではない。
いろいろと考えさせられる内容だった。
今日の晩御飯