来年1月に開催される第24回全国都道府県対抗男子、第37回同女子駅伝競走大会に出場する県選手団のメンバー23人が発表された。日高地方から大成中3年の久保亮太君、和歌山北高2年の家吉新大君=湯川中出身=、UAC所属で大成中2年の上畑真由さん、日高高校2年の原幸日さんの男女4人が選ばれた。
中学、高校、大学、一般の選手がタスキをつなぐ恒例の大会で、選考会や今年の実績を参考に男子10人、女子13人を選抜した。
男子は1月20日に広島県で開催され、7区間48キロを走る。
久保君は初の代表入りで、11月の県中学駅伝で1区を区間5位でつなぎ、大成中男子が18年ぶりの優勝で全国切符をつかんだ。今季はジュニア五輪にも出場し全国舞台を経験したほか、県内大会では上位入賞。最終選考会を兼ねた11月の記録会では共通男子3000メートルで3位に入り代表入りが確定。3000メートルの自己ベストは8分57秒79。「代表に選ばれてかなり嬉しいです。大会で走ることができれば、上の順位を目指し積極的な走りをしたいです」。
家吉君は中学時代を含め4年連続の代表入り。今季は11月の県高校駅伝で1区を走り区間1位でつなぎ準優勝に貢献し近畿高校駅伝に出場。8月の県高校ユースは2年男子1500メートルと5000メートルで優勝と2冠を達成し、6月の県高校総体でも1500メートル優勝、5000メートル3位の成績を収めるなど活躍した。
女子は一足早い13日に京都府で開催され9区間42・195キロを走る。管内から選ばれた上畑さん、原さんともに初の代表入り。
上畑さんは今季、県内外の記録会に積極的に出場しレース感覚を養ってきた。今季は県内はじめ近畿の大会で入賞、ジュニアオリンピックにも出場し経験を重ねるほか、最終選考会では共通女子3000メートルで優勝し代表入りとなった。3000メートルの自己ベストは9分40秒95。
「秋以降は近畿の記録会に参加したことで、実業団や大学生の方と競いあい、自信のある走りができるようになってきました。駅伝は初めてなので、タスキの渡し方など不安はありますが、チームに貢献できる走りができれば」。
原さんは、11月の県高校駅伝で1区をまかされ区間1位でつなぎ存在感をアピール。8月の県高校ユースは3000メートル準優勝、6月の県高校総体は同種目で3位と活躍。3000メートルの自己ベストは6月の県総体でマークした10分09秒58。
「和歌山北、智辯と強い学校の生徒がいる中、代表に選んでもらえて大変嬉しく感じています。(大会に出場できれば)後半スピードがおちてしまわないよう、粘り強く走って一秒でも早くチームにたすきをつなぎたい」。
また、管内から県女子チームコーチに間野大奈さん(大成中)が選ばれている。
大会を前に男女とも12月に試走、1月に合宿や練習会を行う。県選手団の壮行会は1月5日正午から田辺スポーツパーク陸上競技場で開く。
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