任期満了(4月29日)に伴い来年3月29日告示、4月7日投開票で執行の県議選日高郡選挙区(定数3)は、新人出馬で平成11年以来20年ぶりの選挙戦が濃厚。年明けから前哨戦が本格化しそうだが、20年ぶりの選挙戦でもあり、また前回の選挙戦時から選挙区域が変更されていることもあり、新人はもちろん、現職3人にとっても票読みの難しい選挙戦となりそうだ。
現職の冨安民浩県議(70)=当選7回、日高町高家=、坂本登県議(72)=同5回、みなべ町南道=、花田健吉県議(60)=同4回、印南町印南原=の3氏はいずれも続投の構えで、このほど出馬表明した新人の玄素彰人氏(45)=印南町印南=を含めた4人で争うことになりそうだ。
昭和62年以来、12年ぶりの選挙戦となった平成11年の選挙では、現職だった冨安氏が1万2379票を獲得しトップ当選、現職の木下秀男氏(故人)が1万183票で2位、最後の1議席は新人だった坂本、花田両氏の争いとなり、坂本氏が7585票で当選、花田氏は6853票で涙を飲んだ。
今回はそれ以来の選挙戦となる。4期連続無投票だったことや龍神村が選挙区域から外れたこともあり、票読みは難しくなりそうだ。また、平成11年に立候補し落選した共産党候補の4623票(龍神村得票分除く)の行方も気になるところで、共産党票が草刈り場となる可能性もある。
新人の玄素氏が町議を辞職(20日付)したのを受けて現職の動きも活発化しそうで、20年ぶりの選挙戦に向けて年明けには各陣営とも後援会事務所を構えるなど真冬の寒さを吹き飛ばす熱い前哨戦が展開されそうだ。
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