シュートが魅力の酒本さん(右)と
ドリブルとパスが売りの川合さん
日高地方の社会人や学生でつくる女子フットサルチーム「Goal SeaF’s」(ゴール・シーフズ)に所属する酒本水星さん(17)=日高高2年、湯川中=、川合七星さん(15)=同1年、大成中=が、24日に兵庫県の高砂市総合体育館で開く第10回全国女子選抜フットサル大会(トリムカップ)関西大会に県選抜チームメンバーとして出場する。全国でもトップクラスの選抜チームがそろう大会で、2人は自分の特長を出してチームに貢献し、経験を積みたいと意気込んでいる。
同大会は一般財団法人日本フットサル連盟が主催し、(株)日本トリムが特別協賛して毎年、開催。全国大会は9地域のフットサル連盟の各地区大会を勝ち抜いた代表チームら12チームが出場して競技する。関西大会は全国へ向けた地区大会で2府4県の選抜チームが出場してリーグ戦で1枠の出場権を争う。
県下にはゴール・シーフズを含めたフットサル3チームがあり、2人は大会でのドリブルやパス、技術などで選考され、10月下旬に県選抜チームに招集。週1回程度の練習会に参加してきた。
酒本さんはアミザージFCで小学生2年生からサッカーを始め、中学もベロー・ラ日高で男子に混じってプレー。日高高入学後はクラブでマネージャーをしていたが、サッカーをやりたいと選手兼マネージャーとして活動しながら、ゴール・シーフズにも入った。
チームでは万能プレーヤーで技術面で優れ、シュート力やキープ力が売り。ポジションはピヴォと呼ばれるサッカーで言うFWの位置。特にシュートのタイミングが良いと評判で、点取り家の役目を任されるほか、ポストプレーなど体を張ったプレーも光る。
川合さんは年長から御坊キックマンFCでサッカーを始め、中学ではサッカークラブがなかったため陸上部に入ったが、中学3年からゴール・シーフズに入って、めきめきと頭角を現し、今ではチームの中心選手として活躍。日高高でもクラブ活動で男子とともに練習に励んでいる。
中盤のサイドに位置するアラのポジションでスピードのあるドリブルとスタミナ、中央へ通すパスが魅力。速攻でのつなぎ役が多く、局面を打開できるドリブルやパスが評価されており、負けん気の強さも兼ね備え、ライン際までの粘り強いプレーで貢献する。
大阪や兵庫の選抜チームは毎年、全国でも好成績を収めるチームで2人とも関西大会で高レベルの試合を経験できることに期待しており、県選抜では個人プレーのほか、細かな攻守のフォーメーション、セットプレーなどチームプレーにも磨きを掛けてきた。
酒本さんは「県選抜は凄いメンバーがそろっているので出る機会があれば、積極的にシュートして点を取れれば取りたいし、セットプレーでも貢献したい」。
川合さんは「守備の時間が多くなるだろうから、ボールへ体を寄せる速さを心がけたり、攻撃面ではいいパスを通すなどして全力を尽くしたい」と話した。
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