赤い実をつけた千両を切り出す中畑さん
印南町の特産物の一つで、縁起物として正月の飾り物などに使われる千両の荷受けが6日からJA紀州真妻事業所で始まり、栽培農家では切り出しや箱詰めなど出荷作業に追われている。
約30アールの畑で千両を栽培する同町崎ノ原、中畑隆一さん(65)方では11月26日から切り出し作業を始め、出荷に備え房数や実の粒などで選別する作業に取り組んでいる。荷受け開始に向けて等級別に箱詰めなどを行い、初日の6日に初出荷した。真妻千両部会長の中畑さんは「個人的に見ると今年は夏の気温が高かったことなどから昨年より(収穫量は)2割程度少ないが、色つきは良く観賞を楽しんでもらえると思います」と真妻の千両をPRしている。荷受けは13日まで行い、切り出し作業は前日まで続けられる。
千両は冬でも葉が青々して、赤い実が温かみを感じさせ縁起物として正月の生け花や寄せ植えなどに用いられる。
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