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ゆらフォトコン、権神貞夫さん(美浜町)湊通さん(由良町)に大賞 〈2017年12月23日〉

2017年12月23日 08時30分00秒 | 記事

表彰状を手にする権神さん(右)
湊さんの妻えみさん

権神さんの作品

湊さんの作品


 由良町観光協会(丸宮信幸会長)主催の「ゆらフォトコンテスト@公式」の入賞作品が決まり、一般部門で会社員、権神貞夫さん(62)=美浜町田井=が撮影した「おお 松明の四本立て」が大賞・観光協会長賞、湊通さん(67)=由良町里=撮影の「白波」が大賞・由良町長賞に選ばれた。21日に白崎海洋公園パークセンターで表彰式が行われ、表彰状や町の特産品などを贈呈。観光協会では入賞作品をポスターカードに採用し観光PRに役立てる。

 観光協会が今年度新規事業としてフォトコンを初開催し公募した結果、一般部門に86点、インスタグラム部門に350点の応募があり、大賞やテーマ別部門賞などを選んだ。
 表彰式で丸宮会長が「フォトコンテストに参加頂きありがとうございます。由良の良いところ、我々が分からないところをフォトして頂きました。皆様方の写真をこれからの観光PRに役立て発信していこうと思います」とあいさつ、来賓の畑中雅央町長も祝辞を述べ、受賞者に表彰状とクエ鍋フルコースペア宿泊券や食事券、特産物のミカンを手渡した。
 観光協会長賞に選ばれた権神さんは、若い頃からカメラを楽しみ写真歴は30年になる。大賞に輝いた作品は、今年8月15日に由良町興国寺で行われた灯ろう焼きを撮影したもので、地元の青年たちが大たいまつ4本を真っ直ぐに立てる「線香立て」を写した力作。これまでに何度も灯ろう焼きを見に来ては撮影しており、今年も一連のうら盆行事をカメラに収めた。
 権神さんは「今回は違った角度から狙い、たいまつ4本がきれいに立ったので撮影しました。今年は、今まで見た中で一番良かったし、貴重な場面を撮ることができました。大賞に選ばれて本当にうれしいです」。
 湊さんの作品は、波しぶきがあがる白崎海岸を写し、躍動感ある海を表現。都合で表彰式を欠席し代理で出席した妻えみさん(67)によると、湊さんは退職後、趣味で写真を始めて5年ほどになるという。風景や孫を被写体にすることが多く、今回は海岸沿いの道路から白波と青い海、白い石灰岩を捉えた。
 えみ夫人は「コンテストに応募すること自体初めてだったので、主人に『おめでとう』『良かったね』と言ってあげたいです」とにこやかに話した。
 インスタグラム部門は入賞者に結果を通知しており、表彰式は一般部門だけで行われた。一般部門のその他の入賞者は次の皆さん。【テーマ別部門賞】風景=池本富士男(由良町)「変わった夕日」▽動物=山口太志(同)「うみねことお友達」▽歴史文化=大野治(同)「老師入堂」▽祭=高橋順二(和歌山市)「送り火の炎」▽フォトツアー=松下芳史(日高町)「秋の訪れ」▽人物=元田眞治(同)「やったぜー」▽自由=阪口成次(御坊市)「参道」。
【審査員特別賞】伊藤隆(由良町)「桜花白崎」。


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