新年4日から観光バス約100台が訪れる紀道神社
2018年の恵方が南南東にあたることから、年明けとともに日高管内の神社に京阪神から三社参りのツアー客が大挙して訪れる。小竹八幡神社(御坊市)と紀道神社(日高川町)、道成寺(同)や一部で御崎神社(美浜町)を含むツアーに大手旅行業者から観光バス約100台、約4000~5000人の予約が入っており、紀道神社では地元若中が獅子舞を披露するなどして参拝客を迎える。
京阪神から、来年の恵方・南南東にあたる県内の神社には多くの参拝客が訪れることが予想されている。そんな中、管内では元日から小竹八幡神社、4日から同神社と紀道神社、御崎神社などと道成寺を訪れる三社参りツアーを大手旅行社が企画。催しなどを行う紀道神社の間野常民宮司によると、4日から19日までの16日間に神戸市、明石市、大阪市などを中心に観光バス約80台、同ツアー以外に約20台の予約が入っているという。
道成寺の奥の院として由緒ある紀道神社では、これまで県道入口から境内までの町道が狭く、観光バスなどが乗り入れられなかったため、恵方などの三社参りを受け入れられなかった。2年前に境内に通じる町道が拡幅され、大型車が進入できるようになり、大手旅行業者ツアーの依頼が舞い込んだ。
同神社では期間中、1月4日を最初に10日が最多の21台、成人の日の8日には14台、4日に9台、5日に10台の観光バスが到着。参拝客が到着する午前10時、11時、13時、14時に合わせて地元の三百瀬、南(船津)両若中が獅子舞を披露。本殿に隣接した参集所内には、紀道絵巻のレプリカを壁一面に飾り、自由に見ることができる。境内では、がん封じとして青竹で沸かした御神酒を振る舞うほか神社本殿や紀道絵巻、紀道祭の駆け馬を描いた絵はがき3枚とお札入りの朱印袋を販売。お札には、天皇の后となった宮子姫にちなんだ良縁成就と家庭円満、健康長寿の「紀道三徳」を記している。地元婦人らが豚汁や甘酒の販売も予定しており、参拝客を出迎える。
紀道神社の間野宮司は「多くの参拝客が訪れてくれるのはうれしいこと。町おこしの一環にもなるし、神社の歴史を知ってもらうことが出来る。恵方に当たらない年にも多くの人が来てもらうことになれば」と話している。
小竹八幡神社も
元旦から19日にかけてバス約100台が訪れる。これにあわせて御坊市、市観光協会が4日から8日まで同神社にブースを出し、物産販売するほか、市が作成した絵はがきなどを配布して御坊市をPRする。
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