ヒロの残日録 

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保育ママ

2016年04月11日 | 日記
「保育園落ちた」のブログをきっかけに国会でも論議された
待機児童問題。
政府も本腰を入れて問題の解消に乗り出したようですが・・・

 フランスにはアシスタント・マテルネル=A・Mと呼ばれる
「認定保育ママ」制度があり、保育士の資格がなくても保育
経験があって国が認めれば、自宅で自分の子供以外の子
供を預かれます。その登録者は約34万人。

田中康夫氏が長野県知事在任中「長野モデル」の一環として
実施したのが、フランス流の「保育ママ」と信州型「宅幼老所」。

 「宅幼老所」は、空き家を改修して高齢者のデイサービスと
未就学児の保育をベストミックスしたもの。高齢者と就学前の
乳幼児が一つの屋根の下で触れ合う空間で、高齢者は孫世
代がいると元気の素を分かち合える、新しい福祉のあり方です。

 「保育ママ」は保育士の資格は有さずとも自身の子育てが一
段落した主婦。保育士の資格は有するが現在は就労していな
い女性。もちろん、各種の研修が義務付けられ一定の要件を
満たした人を、「認定保育ママ」とする。

日本には68万人の「潜在保育士」が存在しています。その多
くは、疲労困憊のフルタイムで働く保育士(解決すべき問題ですね
でなくともパートタイムの形で保育の現場で社会貢献したい、
と願っている人がいる筈です。

残念ながら、田中康夫さん提案型の保育ママ制度は、まだ
ほとんど認知されていないのが現状のようですが、早く市民
権を得るようなればいいと願っています。

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