ヒロの残日録 

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正社員なら厚生年金と国民年金の両方から年金がもらえる

2016年04月22日 | 日記
  マネーゴーランド配信
給料から毎月引かれている厚生年金保険料。結構高いと思っている人も多いかと思います。実は厚生年金保険料といいながら、実際は国民年金保険料も足した金額なのです。

まず、年金の仕組みですが、会社員や公務員、その配偶者、自営業者、20歳以上の学生など、日本国内に住むすべての人を対象としています。基本的な構造は、国民年金から共通の基礎年金が支給され、さらに会社員や公務員を対象として、厚生年金から基礎年金に上乗せする報酬比例の年金が支給されるという、2階建ての仕組みになっています。フリーターや自営業者等は1階の国民年金の部分だけなのですが、会社員や公務員は1階と2階の両方から成り立っているのです。両方に加入していますから当然65歳からもらえる年金額は1階だけよりも高くなります。また、3階部分は一部の会社となり、就職した会社が厚生年金基金や企業年金を導入していれば、老後の年金は3か所からの支給となり、安心です。1階の国民年金の部分は、定額で保険料は月額15,590円(平成27年度)、そして40年満額の年金額は780,100円(平成27年度)です。満額に満たなければその分減額されます。

2階部分の厚生年金は、お給料に比例して保険料も年金額も変わってきます。高いお給料の人は、当然保険料ももらえる年金も高く、反対に低い人は安くなります。年金額はお給料額だけでなく、支払った年数によっても変わってきます。つまり、長く正社員として勤めれば勤めるほど、年金額は多くなるのです。反対にフリーターであれば例えお給料が20万円でも厚生年金に加入していませんので、保険料は国民年金だけの月々15,590円で済みますが、老後は国民年金だけとなります。とても暮らしていけません。今問題になっている高齢者の貧困は、この国民年金だけの人が多く、またその支給額が生活保護費よりも低いということなのです。安易にフリーターという仕事を選んでしまうと、若いときは自由でいいかもしれませんが、高齢になると生活に困るということになるかもしれません。老後を考えるのであれば、やはり正社員として少しでも長く勤めることを勧めします。

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