ヒロの残日録 

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時代小説 蛍草

2019年08月02日 | 日記
 葉室麟の小説が好きである。
葉室作品の主人公は、いつも毅然として、美しき心映えを胸に
生きている。読んだあと勇気と優しさをもらう。

2012年作品の『蛍草』がBSドラマで先週7月26日(金)
からスタートした。(全7回) 今日2回目が放送される。

ドラマが始まったこともあって、原作の『蛍草』を再読した。
主人公・菜々の純粋な心が魅力的に描かれている。

  小説の中で心に残ったフレーズ
ひとは相手への想いが深くなるにつれて、別れる時の辛さが深く
なり、悲しみが増すそうです。ひとは、皆、儚い命を限られて
生きているのですから、いまこのひとときを大切に思わねばなり
ません。

菜々は、
かわいらしい藍色をした花弁の花を見ると、心がふっとなごんだ。
露草には蛍草という別の呼び名があり、和歌では露草を月草とも
呼ぶと教えてもらう。



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