ヒロの残日録 

日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ

見切りの女

2019年08月17日 | 日記
 朝の食卓に果実のカップゼリーがあった。
半額の赤いシールが貼ってある。
「また、見切り品を買ったんだね」。
冗談で「あんたは正に見切りの女だね」と言ったら
「♪そうよ私は 見切りの座の女♪」調子っぱずれ
の声で妻が歌った。あまりの音痴に私はズッコケ
そうになり、食卓にしっかりつかまった。

 妻は気っ風がよく、けっしてケチではない。
売れ残りや期限が近いなどの理由で、まだ食べら
れる食品が廃棄されるのが「もったいない」という。
私も妻の考えには大いに賛成である。

見切り品はよくても、「やっぱり、見切りのオトコは
だめよね」と冗談とも本気ともつかない手厳しい妻
の声が飛んできた。

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