2年前の今日1月17日。歌手の井沢八郎さんが食道ガンで亡くなりました。
そして3回忌の今日、夫人の工藤美代子さんが、生前の井沢八郎(本名 工藤金一)さんの本当の姿を知ってもらいたいと本を執筆、出版した本が発売されました。
それが『素顔の井沢八郎とともに』です。
ぽん母世代のみなさんには「ところで井沢八郎ってだれ?」だと思います。正直ぽん母だってここに嫁に来るまで知りませんでした。
最大のヒット曲『あゝ上野駅』は、かつて集団就職で上京してきた人たちの心の支えともなっている一曲だそうです。
戦後日本の経済成長は彼らのガンバリのおかげですが、その彼らを励まし日本の礎となった偉大な一曲なのです。
よくわからないってヤングなみんなはお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんに聞いてみてくださいね。
井沢さんはぽんぽこ家のご近所さんで、歳の近い美代子さんとは友だち付き合いさせてもらっていてるので、ぽん母にとっては「歌手の井沢八郎」と言うより、美代子さんの旦那さん「ダーリン」ってイメージのほうが強いんです。
ぽん母の知る限り工藤夫婦はほんと~に仲が良くて、いつもラブラブで、24歳の年の差はありませんでした。
仕事で留守にすることも多かったので、井沢さんとは実際そんなに交流があったわけではないんですが、でもおふたりの真面目で明るい人柄とプロとして努力を惜しまない姿を見て、聞いてるものとして、時おりマスコミで悪意ある報道がなされることが、本当に腹立たしかったです。
マスコミがすべて正しいなんてことはありません。もちろんきちんとした取材をするところも多いんですが、残念なことに一部には、一方的な噂話だけで裏も取らずにさも見てきたように書いてしまう悪徳週刊誌があり、それが堂々と書店に並んでいるのが現実です。
だからこそ美代子さんは、一周忌をむかえたころから「本当の井沢八郎、ひとりの人間としての工藤金一を知ってほしい」と原稿用紙に向ったのです。
あ~~~~!
ぽん母がいろいろごちゃごちゃ言うより、とにかく一度手にとって読んでみてください。
この本は『あゝ上野駅』で勇気付けられた人たちにはもちろんですが、いま何かに悩んで立ち止まってる方、最愛の人をなくされた方、夫婦間で悩んでる方、そんな悩みなんてない幸せな方、すべての人にぜひ読んでいただきたいです。
純粋な夫婦愛があります。固い絆があります。プロとしての真摯な姿があります。人間として真っすぐ生きようとする姿勢があります。
何よりあなたの心に響く言葉がきっとあります。
☆辛いのは自分だけじゃない。もっともっと苦労している人はたくさんいる。私は幸せな妻でした。幸せな日々でした。そして、何より幸せな人間です。(日記 122ページより)