旧い自販機巡りと趣味と(アーカイブ)

3大レトロ自販機を巡り、その他諸々も綴ってます。新規更新はありません。アーカイブとしてお楽しみ下さい。

きつねうどん 豚が如く(閉店)

2022-08-18 15:00:00 | 豚が如く
今回は自販機のお話です

埼玉県にあります
豚が如く さんを訪れました

最初に書きますが、まさかこんなに早くタイトルに「(閉店)」の文字を記す事になるとは…

今年7月初頭をもって、公式サイトに発表された、閉店の報せ

正直ショックでしたね

良い雰囲気のお店でしたし、店主様と色々とお話もしていましたから
居心地の良いお店が無くなるのは残念で仕方が無い話です

色々とご事情があったことは察しますが…

さて、閉店前に訪れた際の内容を記事にして行きますよ♪


めん類自販機 川鉄製

黄色いボディの個体で、初期型と呼ばれるシングルのタイプ
つまり、一種類のみ販売出来る自販機です

それ故、お金を入れるとボタン操作をせずとも動作が始まります
その構造故にボタンはありませんが…


コインメックという、投入した硬貨を認識する機械が調整出来ず
金額の設定が変えられない状態で、自販機本体に200円入れ、店員さんに追加の200円を渡す形式で販売されていました


仲よくしてネ

めん類自販機を好み、色々と手を尽くして入手した店主様
他店の表記を真似て、貼り紙がしてありました

お店の閉店は、稼働する個体が減る事になる訳です
全国でも10台に満たない川鉄製めん類自販機の貴重な稼働機が減る

この個体が閉店と共に処分される訳では無いでしょうが
つくづく残念な話ですよ


傾けて湯切り中

川鉄製めん類自販機は、丼を傾けて湯切りを行う仕組みになっています

富士電機の回転湯切りとは違い、盛りつけた状態を比較的キープして提供される特徴があります


湯入れ中

硬貨を投入すると調理が開始されます
27秒で出来上がるのですが、その行程の中で、お湯入れと湯切りを繰り返す仕組みです

因みに、シャープ製めん類自販機は後発故に
富士電機と川鉄の良いとこ取りな感じの動作をしますね
丼を揺らしながら、8の字を書く様に動き、傾けて湯切りをする感じで
麺をほぐす目的で揺らす辺りは、大したものだと思いました

さて出来上がりましたよ♪


きつねうどん 400円(当時)

当初は白出汁の汁でしたが、東北醤油さんの「味どうらくの里」を使用した汁で提供されていました

甘味も強い味わい深い汁は、ホッとする仕上がりで
お揚げの味わいに、モチッとした饂飩がのど越し良く頂けました

ボリューム感も程良く、何よりも「熱々」で取り出しに苦慮する程に熱かったのが良かったですね♪

ネギ、なるとが添えられています

ラーメン屋さんに設置された、めん類自販機でして
うどんをオーダーする事で、準備して自販機にセットする流れだったのも、丁寧な仕事ぶりを垣間見れて良かったですね

設置から、決して多く訪れた訳では無かったお店ですが
本当に毎回、美味しく頂きました
ご馳走様でした!

今回は本当に残念な報せでしたが
また何時の日か、この個体と巡り会える日を夢見て…m(_ _)m



きつねうどん 豚が如く

2022-04-26 15:00:00 | 豚が如く
今回は自販機のお話です

埼玉県にあります
自称「日本一変なラーメン屋 豚が如く」さんを訪れました

店内に、めん類自販機が設置されているラーメン屋でして
ラーメンのお客さんも、自販機うどんだけのお客さんも歓迎!とのお話ですよ


めん類自販機 川鉄製

黄色いボディが川鉄製な感じですね♪

入念に整備を受けてから、こちらに設置されているので
経年劣化はありますが、綺麗な印象です♪



パネル部分には「きつねうどん」のパネルが付けられてます

基本的には「きつねうどん」の販売を行ってますが
イベントメニューを出される事もありますので、公式のSNS等でチェックされると良いかと思います

うどんの販売価格は400円ですが、自販機が200円までしか受付ず
残額は店員さんへ手渡しとなります

うどんを注文した時点で、本体に丼を補充する流れですので…


取り出し口から、湯切り行程を見ます♪

硬貨を投入すると調理開始です
上から下へ順にランプの点灯、点滅が為されるのは
川鉄製めん類自販機の記事で書きました
その際、中では
丼にお湯を注ぎ、丼を傾けて湯切りする動作を2度繰り返します
麺を湯がく動作ですね


丼を傾けて湯切りをするのが、川鉄製めん類自販機の特徴です

丼が傾けられているのが見えますね?

傾けるだけなので、丼に予め配置した具材が
盛り付けた時と同等の状態で出て来る感じです


水平に戻され、出汁とお湯が入れられる
最終行程になりますね

出汁は濃縮のものを使ってますので、お湯で割って
丼を満たして行きます


そして取り出し口へ丼が押し出されて来ました

動きが止まったら、丼を受け取る形になります


うどん 400円

お揚げがのってますので、基本の「きつねうどん」として提供されましたが
この日は色々と食材があったとのことで、なると、マイタケ、鶏肉、ネギ等と豪勢でした(笑)

また、汁は年越しそばの時と同様に
東北醤油 味どうらくの里 と言う万能調味料ベースでした

柔らかいうどんは、ボリューム感も程良く
汁に絡んで美味しく頂けます

汁は濃いめの仕上がり
甘味もあるもので、塩味もハッキリしていますが、クセになる味わいです

前述通りに具材が沢山で、とても満足感ある仕上がりでした♪

こうして、アレンジしたメニューを出しやすいのも川鉄製めん類自販機の動作に起因するものだと感じます

また、楽しいメニューが出ないかなぁ(笑)
美味しく頂きました
ご馳走様でした…m(_ _)m


年越しそば 豚が如く

2022-04-20 15:15:00 | 豚が如く
今回は自販機のお話です

埼玉県にあります
自称「日本一変なラーメン屋」
豚が如くさんを訪れました♪

ラーメン屋のみならず、エンタメやワークショップ要素等を取り入れ
色々と活動されているお店です


ぱっと見から、ラーメン屋さんらしからぬ印象ですか?(笑)

店主様はとても気さくな方で、お話も楽しいですよ!


めん類自販機 川鉄製

私のお目当てはこちら(笑)

ラーメン狙いでは無くても歓迎との事で
入店時に、その旨を伝えるとスムーズです♪


黄色い川鉄製らしいボディの個体で
パネルは「きつねうどん」が付けられています

元々、きつねうどんを提供されてますが
中身を変える事は可能なので、色々と提供していきたいと以前お話をした時にも話してました

少し前にもマスコミで取り上げられましたね、この自販機については

ジワジワと、この存在が広がって行くと良いですね

さて、この日訪れたのは
この自販機を使って、イベントメニューを提供している事を知ったからです

自販機本体に「200円」投入すると動作開始です

調理時間は27秒程

ランプが上から下へ順に点灯、消灯をしていき
取り出し口上のランプが点灯すると
出来上がりのサイン
取り出し口に商品が出て来ます

この個体、かなり熱々で提供してくれるので
火傷に注意して丼を運びます

因みに、コインメックが不調で200円しか入りません
差額分は直接店員さんへお渡しします(笑)


年越しそば 500円

来ました♪
年の瀬と言う事で、年越しそばを提供していました!

川鉄製めん類自販機は、丼を傾けて湯切りを行う仕組みです

富士電機の回転湯切りでは、丼の中身が散らかるのですが
川鉄製では、ご覧の通り
下ごしらえのままな状態で出て来ます♪


普段のうどんとは違う汁が用いられ
甘味のある醤油味で濃いめな仕上がりです

今回は東北醤油謹製 味どうらくの里
と言う万能調味料を使っての提供だそうです

お蕎麦は細めのもので、汁に馴染んで美味しく頂きました

チャーシュー、かき揚げ、かまぼこ、卵焼き、せり、ネギが添えられていて
豪勢な1杯でした♪

具材に関しては
その時にある食材を活かしたものだそうで
こうした自由が利くのも川鉄製めん類自販機の特徴を上手く利用した結果ですね

チャーシューは柔らかくてジューシーで美味しかったなぁ(笑)

美味しく頂きました
ご馳走様でした…m(_ _)m






きつねうどん 豚が如く

2021-09-04 03:00:00 | 豚が如く
今回は自販機のお話です

埼玉県にあります
豚が如くさんを訪れました

レトロ自販機設置店としては後発になりますが、本来はラーメン屋さんでして
そのオーナー様がかねてからレトロ自販機設置を熱望されいたそうで
とあるご縁から設置に至り、販売をする事になったのだとか

勿論、このレトロ自販機目当てでの訪店も出来るそうで
併せて本来のラーメン等を頂く等も可能だそうです


駅からも徒歩で行ける立地で、とてもアクセスし易いですね
繁華街にあるお店で、「日本一変なラーメン屋」を謳い
所謂「二郎系」ラーメンを提供しています

ラーメンのみならず、エンタメにアパレル関係も扱う等
多様性のあるお店です

私が訪れた際には店舗入り口にて
ジャズの演奏会が行われていまして
暫し、その音色を楽しみました♪


めん類自販機 川鉄製

黄色いボディの川鉄製めん類自販機です!
まさか新たに設置されるとは思わなかったですね

長らく埼玉県内で非稼働のまま置かれていた個体で
今回の導入に際し、レトロ自販機の「東の神の手」を借りて
修理を行ったのだとか


コインメックの不調により、販売価格の設定変更が出来ず
購入の際には自販機に200円を投入し、更に店員さんに200円を支払うシステムです

流石に修理出来なかったそうで、適切な販売価格に設定するには
コインメックの交換が不可欠だそうです(東の神に聞きました)

手間はかかる印象ですが、それでも川鉄製めん類自販機が作動する
その味わいを堪能出来るのならば、これ位の事は気にしませんよ(笑)


七味の瓶がぶら下がってます
何処かで見た光景ですよね(笑)

「仲良くしてネ」の貼り紙も含めて、こちらのオーナー様がめん類自販機にかける思いが伝わってきますね

店員さんに自販機の利用を申し出ると、一杯分のうどんを補充して下さいました
その際に、200円を手渡しし

加えて、本体に200円を投入すると、調理開始です

調理時間は27秒です
本体にあるランプが上から下へ次々に点灯していきます


川鉄製めん類自販機は、丼を傾けて湯切りをする仕組みです

特許の部分なのでしょう
他社製では回転する仕組みなので、時にトラブル事がありますが
川鉄製の傾ける湯切りでは、丼の中身が散らかる事も少なく
盛り付けた状態に近い仕上がりで、共食されます


湯切りを終えて調理終了です

丼が取り出し口に出て来ました♪

この個体
流石に稼働率が低く、お湯の温度低下も少ない様子で
この丼がとても熱いのです(笑)

素手で持ち運ぶには熱すぎる為、お店ではお盆を貸してくれます

私は素手で持ち運んでみましたが、出来立てのトーストサンド並に熱いので
ご利用の際はご注意下さい


きつねうどん 400円

サバの出汁が効いた、白出汁の汁が美味しい一杯です

柔らかめのうどんは、ボリューム感も程良く
のど越し良く頂けます

お揚げ、なると、ネギが添えられています

優しい味わいの出汁が美味しく、柔らかいうどんは熱々で
お揚げが主張せず、全体の味わいはバランスの良い仕上がりでした

白出汁を東日本エリアで味わえるのは有難い事で
しっかりと味わって参りましたよ(笑)

今後、様々な味をイベント的に展開したいとの考えもあるそうで
楽しみなお話でしたね

美味しく頂きました
ご馳走様でした…m(_ _)m